J3福島の「キングカズ」ことFW三浦知良は3日、チームに合流し、福島市内での公開練習に臨んだ。日本サッカー界のレジェンドは、北中米W杯でベスト32に終わった日本代表をねぎらい、決勝トーナメント1回戦のブラジル戦について語った。

「僕にとっての決勝戦。とても楽しく勉強させていただきました。すごくいい試合でした」とたたえた。

 カズにとってブラジルは、静岡学園高を1年時に中退して渡った縁深い国だ。プロキャリアもブラジルの名門・サントスでスタートした。ブラジル戦は、自主トレ中の大阪で元日本代表の香川真司(C大阪)と一緒に視聴したといい、「ブラジルと日本は、いわゆる師匠と弟子みたいな関係性。神聖な感じで見ていた」と固唾(かたず)をのんで見守った。

 結果的に日本は敗れ、決勝トーナメント初勝利はお預けとなった。今後、日本代表が世界の強豪国に勝てる集団になるためには、との問いに「いろんな要素があると思うので、それはサッカーの専門家に聞いてください。素人の僕ではわかりません」と独特の言い回しで謙遜しながらも、「でも、ほんとに日本はいい部分がたくさんある。それは結果として現れてるし、1つではない。育成だったりとか、Jリーグだったりとか、海外でやってる選手、特に育成の部分では日本は充実してきていると思います。

そこはやっぱり目先だけじゃなくて、5年後、10年後、15年後、20年後、世界を見てやっていくことが大事じゃないかなと思います」と持論を語った。

 来年2月に還暦を迎えるが、「そうでしたっけ」と笑顔を見せるなど、カズにとって年齢はあくまでただの記号。日本代表に関わることへの思いを問われると、「今のところはないですね」と話し、キングらしく現役一本の姿勢を貫いた。(綾部 健真)

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