国内男子ゴルフツアーの新規大会「ドラッグストア・コスモスカップ」が10月1日から4日間、静岡・グランフィールズCCで開催されることが7日、発表された。賞金総額は1億5000万円(優勝3000万円)。

新規大会の開催により、今季ツアーは23試合となる。

 ジャパンゴルフツアー選手会副会長の堀川未来夢(Wave Energy)の「営業力」が新規大会開催につながった。

 堀川が5月の中日クラウンズで優勝した約2週間後。かねて親交があるコスモス薬品の横山英昭社長から「優勝祝いをしたい」と相談されると、「お祝いをしていただけるのであれば、コスモス薬品さんで1試合やってもらえませんか?」と直接提案した。

 男子ゴルフツアーは、1980~90年代には常に40試合以上開催されていたが、バブル崩壊後以降はスポンサーが撤退して徐々に減少し、今季は22試合となった。堀川は横山社長に男子ゴルフの試合数が激減している現状を伝え、「シード選手でも収支が赤字になるプロもいる状態。何とか助けてほしい」と懇願した。

 横山社長は「スポーツ振興は弊社よりも大きな大企業が担うべきだと思っていたが、それは無責任な態度だなと思った。堀川プロから直接お願いされて、放っておくわけにもいかなかったので、一肌脱いで、大会を主催することを決断した」と明かした。会場の選定やスポンサーの調整などが急ピッチで進み、約4か月後の開催にこぎつけた。

 堀川は以前、プロゴルファーの年間経費の実情について、YouTubeで明かしていた。2014年にプロ転向した当時の移動費、宿泊費などの年間経費は「極限に節約して、最低700万円」だったが、最近は宿泊代や燃料代などの高騰、帯同キャディーの報酬などを合わせると2000万円ほどかかるという。

 男子ゴルフ界の選手の現状を少しでも改善するべく、堀川の「営業」が新規大会につながった。今回の開催における堀川への直接の“報酬”はない。「ボランティアではありますけど、男子ツアーが盛り上がり、新たなスポンサーが出てきて、賞金が上がれば、回り回って自分にかえってくる。今回の件は、これから大きくなる入り口だと思う」と力説した。

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