◆米大リーグ ドジャース―Dバックス(12日、米カリフォルニア州ロサンゼルス=ドジャースタジアム)

 ドジャース・大谷翔平投手(32)が12日(日本時間13日)、前半戦の最終戦となる本拠地・Dバックス戦に「1番・DH」で先発出場。3回先頭の第2打席は右中間を破る二塁打を放ち、2打席連続の長打とした。

直前には右のつま先に自打球を受けて声をあげていたが、続く4球目のスラーブを打球速度108・5マイル(約174・6キロ)で捉えた。余裕があったため二塁にはスライディングせずに到達したが、ブレーキをかけたためか最後はちょこちょこと“小股走り”になっていた。

 この日のDバックス先発は6月にメジャーデビューしたばかりの23歳の新人左腕ブラットで、大谷は初対戦となった。それでも、0―0の初回先頭。初球の89・1マイル(約143・4キロ)直球が真ん中付近に来たところを完璧に捉えた。打球速度111・8マイル(約179・9キロ)、角度33度、飛距離437フィート(約133・2メートル)でセンター左に2試合ぶりの22号先制ソロを放ち、松井秀喜(巨人、ヤンキースなど)に次いで史上2人目の日米通算350本塁打を達成した。先頭打者弾は今季9本目で、通算33本目。日本人の最多記録はイチロー(元マリナーズなど)の37本となっており、こちらもあと4本となった。

 大谷は左膝の炎症が続く影響で14日(同15日)のオールスター出場を辞退。この日の試合終了後には膝の水を抜くなどの処置を受けて後半戦に備える予定だが、最近6戦4発と体の不調を感じさせない打撃を見せている。

 ドジャース移籍3年目で初めて開幕から二刀流で稼働している今季。試合前の時点で打者としては87試合で打率2割9分、21本塁打、57打点。

投手としては14試合で8勝2敗、防御率1・79と投打でリーグ上位クラスの成績を残している。6月には左膝を痛め、7月に入ってからも右上腕二頭筋の張りを訴えるなど万全とは程遠い状態かもしれないが、「その期間(球宴休み)を利用しながら治療したい」という。一方で、両リーグ最多得票で出場が決まっていたオールスターを辞退することになり「申し訳なさ、心苦しさはあるのかなと思います」と今回は苦渋の決断だった。前半戦ラストも今できる全力を尽くしている。

編集部おすすめ