◆プロボクシング ▽WBA世界スーパーフェザー級(58・9キロ以下)挑戦者決定戦10回戦 堤駿斗―フェリックス・バティスタ(7月14日、東京・後楽園ホール)

 「Lemino BOXING フェニックスバトル158」(東京・後楽園ホール)の前日計量が13日、東京・文京区のblue―ing DISCOVERYで行われた。メインイベントのWBA世界スーパーフェザー級挑戦者決定戦に臨む同級4位・堤駿斗(27)=志成=と同級11位フェリックス・バティスタ(29)=ドミニカ共和国=は、ともにリミットより200グラム少ない58・7キロでクリアした。

 昨年8月にサウジアラビアで2016年リオ五輪代表のカイス・アシュファク(英国)を3回TKOで下して以来11か月ぶりのリングとなる堤は、計量を終え「楽しみですね。もう1年ぶりですからね。前回(昨年12月)のケガから時間が空いて色々考えた。たまたま挑戦者決定戦になったが、やることは変わらず、この1年でレベルアップした堤駿斗を見せたい。万全の状態でリングに上がって、最高の時間を存分に楽しみたいと思っている」と話した。

 アマチュア13冠の堤は昨年12月27日、サウジアラビア・リヤドで当時のWBA同級正規王者ジェームス・ディケンズ(英国)に挑戦する予定だったが、試合2週間前のスパーリングで右眼窩(がんか)底を骨折したため出場を辞退。同月に手術を受け、今年4月から実戦練習を再開した。「最近はパワー頼りになってしまっていた。その中で世界で戦う細かいテクニックを上積みする必要があったので、この期間にいろんな選手を研究した。世界で戦えるテクニックに今まで積み重ねてきたパワーを乗せて、バランスのいい戦い方を身につけた」。井上尚弥、テレンス・クロフォード、シャクール・スティーブンソン、キーショーン・デービスら、現代ボクサーの最新テクニックを研究したという。

 バティスタとの一戦は当初、ノンタイトル同級10回戦として行われる予定だったが、試合2日前の12日に挑戦者決定戦に“昇格”して開催されることが発表された。

バティスタは今月更新されたWBAランキングで同級11位にランクインした。

 勝てば、年内にも世界初挑戦に臨むプランだ。「相手(バティスタ)は全勝でKO率も高く、結構タフな選手。その選手に何もさせずにしっかり倒して勝って、存在感をアピールして、(王者に)興味を持ってもらいたいなと思います」と意気込みを語った。

 WBA同級王者は、今年3月にディケンズを3―0の判定で下した元IBF同級王者のアンソニー・カカーチェ(37)=アイルランド=。WBAは同級暫定王者エルヌル・サメドフ(32)=ロシア=との団体内統一戦を指令している。

 戦績は堤が8戦全勝(5KO)、バティスタが14戦全勝(10KO)。

 興行はNTTドコモの映像配信サービス「Lemino」で配信される。

 全カードは以下の通り。

 ▽WBA世界スーパーフェザー級挑戦者決定戦10回戦

WBA同級4位・堤駿斗(志成=8戦全勝5KO)―WBA同級11位フェリックス・バティスタ(ドミニカ共和国=14戦全勝10KO)

 ▽ウエルター級8回戦

東洋太平洋同級13位・野上昂生(大橋=5勝3KO1敗)―東洋太平洋同級14位・湯場海樹(YUVAX=13勝8KO5敗2分け)

 ▽スーパーライト級8回戦

日本ライト級4位・アオキクリスチャーノ(角海老宝石=19勝12KO13敗2分け)―菊池音央(志成=6勝4KO2敗)

 ▽53キロ契約8回戦

日本スーパーフライ級2位・重里侃太朗(志成=8勝2KO1敗2分け)―チョンラティ・スィーラット(タイ=12勝8KO5敗1分け)

 ▽ライト級8回戦

日本同級8位・川口高良(協栄=10勝6KO1敗1分け)―日本スーパーフェザー級14位・梶野翔太(角海老宝石=6勝4KO1敗1分け)

 ▽64キロ契約8回戦

WBOアジアパシフィック・スーパーライト級12位・由良謙神(志成=5戦全勝4KO)―ラッタコン・タッサウォン(タイ=25勝15KO21敗1分け)

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