競走馬の国内最大のセリ、セレクトセール2026の1歳セッションが13日、北海道苫小牧市のノーザンホースパークで行われた。262頭が上場され、(株)ダノックスが“世界最強馬”イクイノックス産駒の牡馬を、この日最高の4億2000万円で落札。

新馬戦で6勝を挙げ、旋風を起こしているエフフォーリア産駒は、2頭が3億円を突破するなど5頭が億超えを果たした。(価格は税別)

 初日の堂々の主役となった。父イクイノックス、母が豪州G1馬という超良血の「ヤングスターの2025」は、リザーブ価格は1億円と今セール最高額タイの設定でスタート。序盤は比較的ゆっくりと1000万円ずつ上昇を続けたが、2億円を超えると一気にヒートアップする。みるみる3億円台に突入すると、コールはまだまだ鳴り止まない。そのまま4億円の大台を突破し、最終的には4億2000万円の最高額でハンマーが下りた。

 半兄の菊花賞2着馬エリキングも、23年に2億1000万円で取引された注目馬。弟はそれの2倍の価格と、期待はいっそう膨らむ。購買者の(株)ダノックスは、同馬を含めこの日競り落とした5頭全てが“億超え”。総額14億9000万円の“お買い上げ”となったが、岡田良樹取締役統括マネジャーは「母系もそれぞれいいということで、その中でいい馬を選んだつもりです。欲しい馬をしっかり落とせましたし、ほぼ100%だと思います。それぞれの馬に思いが入っているので」とスターホース候補生たちへ思いを寄せた。

 父の評価は高まる一方だ。昨年が産駒初登場だったイクイノックスは、この日13頭が落札され8頭が1億円以上となった。岡田統括マネジャーは「高額になるのは覚悟の上でイクイノックス、キタサンブラック、エフフォーリアを購入しました」と説明。5億8000万円というセール歴代3位タイという驚がくの価格で取引された昨年ほどのインパクトこそないが、“元世界最強馬”への信頼はしっかり上がっていることが証明された。2日目も存在感を発揮し盛り上げる。(石行 佑介)

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