◆ラグビー▽ネーションズ選手権第3戦 日本―フランス(18日、MUFG国立)

 世界ランク11位の日本は、同4位のフランス戦を迎える。欧州6か国の強豪と戦う新設の国際大会で、日本はここまで1勝1敗。

初戦でイタリアに27〇10で勝ち、アイルランドには20●36で敗れた。3戦目は今年の欧州6か国対抗王者の「レ・ブルー」。過去の対戦成績は1分け13敗と格上中の格上を、ホームに迎える一戦となる。

 フランスは今大会、第1戦で王国ニュージーランドとアウェーで32●34の接戦を演じ、第2戦ではオーストラリアを42〇26で破った。勝ち点7で、現在北半球グループ2位につける。日本戦ではSOヌタマック、FBジャリベールの2人がスタメン。共に世界的司令塔で、攻撃のタクトを振る。CTBモエファナのペネトレートは脅威。何より203センチ、142キロのロック、メアフーらを擁するFW陣は、フィジカルと破壊力で日本に襲いかかる。

 エディー・ジョーンズ・ヘッドコーチ(HC)が「今週は、よりサイズのあるバックローを起用した」と語ったように、日本も198cm、120kgの6番ハアンガナ(埼玉)、195cm、110kgの7番ガンターら、サイズがあるFWを並べた。8人の合計体重は、フランスが941kg(平均118kg)で、日本が910kg(平均114kg)。指揮官は「8対8の勝負でフランスを上回ることができるフォワード陣を選んだ。

FW戦を制してくれるだけの選手がそろっている」と、自信をのぞかせる。

 前戦のアイルランド戦は、ミスタックルが相手の11に対し、倍以上の25もあった日本。1人目のタックルでどれだけ相手を止められるか、攻撃の流れを封じるか。タックルが強くなければ、フランスはオフロードでもパスをつないでくる。そして日本は、地の利を生かしたい。

 フランスのここまでの2試合は、気温10度台と涼しい南半球での戦いだった。東京はこの日、気温30度、湿度80%と厳しい条件下となる。汗で滑り、ボールを前に落とすミスも増えることも考えられる。ボール・インプレーの時間とされる約30秒間、絶え間なく動き続ける「ゴールド・エフォート」で相手を上回り、いかに疲労させられるか。そしてノックフォワードが起きれば、スクラム。主将のロック、ディアンズ(BL東京)は「セットピースから止められれば、自分たちのチャンスになると思う」とにらむ。

 キックも有効に使いたい。

201cmのディアンズ、208cmのホッキングス(東京SG)の両ロックを擁する日本のラインアウトは最大の武器となりつつある。ディアンズを中心にマイボールなら確実に捕球し、相手ボールでもターンオーバーのプレッシャーをかけ続ける。フランスは、オーストラリア戦では前半22分、32分と続けて両サイドに「50:22」を許している。SH斎藤直人(東京SG)、SO伊藤龍之介(明大)を中心に敵陣のスペースを見つけてチャンスメークし、セットプレーから得点の流れも作りたい。

 フランスは、来年のW杯オーストラリア大会の1次リーグで戦う相手。SHデュポンやWTBビエルビアレが不在とはいえ、日本にとっては試金石の一戦となる。先発のフッカー江良颯(東京ベイ)は「歴史を作ると言い続けてやっている。メンタルを整えて、勝ちに行くマインドセットを作っていきたい」と力強く語った。日本が歴史的1勝に挑む戦いは18日午後5時40分にキックオフを迎える。

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