◆第108回全国高校野球山梨大会▽準々決勝 東海大甲府5―1青洲(18日、山日YBS球場)

 準々決勝が行われ、春の県大会準優勝の3年ぶりの頂点を目指す東海大甲府が春8強の青洲を下し、準決勝(20日)進出を決めた。先発した2年生右腕・籾山慶人が124球を投げ公式戦初完投。

先制されながらも冷静な試合運びで8つの三振を奪い、勝利に貢献した。

 最後の打球が味方のミットに捕らえられたことを見届けると、マウンドで右腕を突き上げた。一人で投げぬいたのは、公式戦では初めて。「点を取られたところで少しバタついてしまったところもあったけど、そこから立て直すことができたのはよかった」と満足の笑みを見せた。

 2回、連続安打と四球で無死満塁のピンチに。青洲の8番・三枝海斗(3年)にタイムリーを許し、1点を失った。なおも続いたピンチも三振を奪うことで、相手に流れを渡さなかった。「『打たれてもいいから』と言われ楽になった」と籾山。バッテリーを組む3年生・岡田優人(3年)の言葉に感謝した。

 この日は直球を主体に、スライダー、カーブ、チェンジアップを投げ分けた。先輩のリードに合わせ変化球をうまく使い、青洲のバットを振らせて8奪三振。「コーナーをうまく使って、大事なところは直球でしっかり勝負できたのがよかった。

きょうは80点くらいはいけたと思います」と笑顔を見せた。仲沢広基監督(39)は「序盤は高めに浮いた場面もあり、継投も考えていた」と明かしながらも「(中盤以降)調子を上げてきたので任せることができた」と2年生右腕のふんばりに合格点を与えた。

 3年ぶりの頂点まで、あと2勝。「きょうは自分のいいところを出せた。ここから先の試合でも厳しい戦いになるが、マウンドに上がれる場面が来たら、チームに勢いをつける投球がしたい」と籾山。この日登板のなかった背番号1の村尾竜弦(3年)ら投手陣も充実。2年生投手が更なる成長を誓った。

編集部おすすめ