レッドソックスがトレード期限の3日(日本時間4日)、宿敵ヤンキースとの競合に勝って、オリオールズの主力アドリー・ラッチマン捕手(28)獲得に成功した。

 同じア・リーグ東地区のオリオールズからスター捕手を獲得し、若手有望投手のエヤンソン、ウィザースプーン、若手有望外野手アゾカールら計5人を一挙に放出。

4月にコーラ前監督を電撃解雇したブレスロー野球最高責任者が、トレード期限でも大なたをふるった。オンラインでメディアに対応し「実績ある選手であり、攻守でインパクトを与えられる。エリートな守備力、スイッチヒッターであり、我々の球場にフィットする。三振が少なく、四球を選ぶ。魅力がたくさんある」と、ラッチマンを高評価した。

 「今季はまだ多くの球団がプレーオフを目指しており、市場の適正予測が難しかったので、きょうまで多くの交渉を重ね、対価を算出し、影響力を推し量ってきた。その上で、アップグレードすべき分野にターゲットを絞り、攻めの姿勢で取り組んだ。市場が動くより我々から早くアグレッシブに動いた」と積極アプローチに胸を張った。

 一方、6月の時点で捕手の強化を急務としていたヤンキースのキャッシュマンGMは、「ボルティモア(オリオールズ)と何度も話し合いを重ねたが、対価に見合うことはできなかった。我々は粘り強く取り組んだが、他の球団(レッドソックス)とも交渉し、チャンスはなかった。自信を持てる交渉にならず、可能性は低かった。彼は優秀な選手なので、ボルティモアは上手くいくと読み、実際そうなったんだと思う。

交渉したけど、成果は得られなかった」と白旗をあげた。

 ドジャース3連勝で勢いに乗るレッドソックスは、現在ア・リーグ西地区3位。首位レイズに5ゲーム差でワイルドカード争いでヤンキースに2・5ゲーム差。C・アーリー投手、M・マイヤー内野手の若手有望株を放出し、宿敵が欲しくて欲しくて仕方なかった捕手の獲得に成功。「我々はチームに自信を持っている。その見通しを良くするために最大の手を尽くした。ワールドシリーズで勝つという目標を達成するために、戦略的にポジションを整えた」とブレスロー氏は、2018年以来の”世界一奪回”をブチ上げた。

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