4月26日の京都4Rで落馬し、左腕と顔面の負傷で休養していた、小野寺祐太騎手(36)=栗東・フリー=が、8月7日、栗東トレセンで調教騎乗を再開した。

 顔や左腕に手術のあとが残っているが、充実した表情で馬にまたがった。

小野寺騎手は「落馬した時は意識がなく、病院で分かりました。腕も折れていましたが、大変なのがそのあとです。左腕の内圧が上がって、壊死(えし)し始めていたんです。2回手術しました。医師の方の早い決断のおかげで、腕がつながったままでいられました。もし腕がなくなっていたら、復帰できなかったでしょうね」と壮絶な内幕を明かした。

 ただ、下半身は問題なかったようで、トレーニングを行いながら、復帰の準備をしてきた。「馬に乗るのは下半身が大事ですし、今日乗っても大丈夫でした」と笑みを浮かべた。

 復帰へのモチベーションを上げた要因が、コンビを組んでいるホウオウプロサンゲ(牡5歳、栗東・矢作芳人厩舎、父キズナ)の存在だ。障害に転向し、2連勝で挑んだ中山グランドジャンプは4着だったが、今後の活躍が見込める馬で、阪神ジャンプS・JG3(9月19日、阪神)でもコンビを組む予定。「12月(中山大障害)を見据えて、プロサンゲと頑張りたい。このタイミングで戻ってこられてよかった」とうなずいた。

 小野寺騎手は早ければ今月中にも実戦復帰の方向。障害レースのファンの前で、その手綱さばきが見られる日も近い。

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