卓球 ◇WTTチャンピオンズ横浜 第3日(6日、横浜BUNTAI)

 女子シングルス1回戦が行われ、世界ランク11位の大藤(おおどう)沙月(ミキハウス)が同34位のアンナ・ハーシー(ウェールズ)を3―1で下した。昼の部で日本勢唯一の登場となり、大注目の中で初戦を突破。

「いつもよりちょっと緊張します。日本語での声援が聞こえて、応援してもらえてうれしいけど、少し力が入ってしまいます。でも応援を力に変えて頑張りたいです」と安堵の表情を見せた。

 今季3度目の対戦で2勝無敗の相手。得意のサーブで先手を取るとバック対バックのラリーでも上回って先に2ゲーム(G)を連取。2―0の第3Gは戦術を変えて早い段階で攻撃してきた相手への対応に手を焼き、1Gを失ったが、落ち着いていた。第4Gの3―3からラリーで強烈なフォアドライブをクロスに浴びせるなど、今季世界ツアー4勝の勢いを見せつけ、相手を寄せ付けずに快勝につなげた。

 小学2年の時に全国大会で準優勝したことを機に周囲から「将来はオリンピックだな」と言われ、「テレビで見て格好いい舞台だなと思った」と憧れるようになった。国際舞台で活躍の場を広げ、ここ2~3年で28年ロサンゼルス五輪が夢から現実的な目標に変わった。約2年半前に坂本竜介コーチに師事し、急成長を見せてきた。

 6月に28年ロサンゼルス五輪の日本代表候補の選考基準が発表された。シングルスの2枠は28年1月3日発表予定の世界ランク上位2人。

ランクはWTTシリーズなど世界ツアーなどで勝ち上がって得たポイントで決まる。大藤は現在世界ランク3位の張本美和(木下グループ)、7位の早田ひな(日本生命)に続く日本勢3番手の11位。13位に橋本帆乃香(デンソー)、16位に佐藤瞳(日本ペイント)、17位に伊藤美誠(スターツ)がひしめき、日本女子の争いはし烈だ。同コーチも「死にものぐるいでやっている」と、どの大会も重要だと強調する。

 チャンピオンズは、WTTシリーズでグランドスマッシュ、ファイナルズに続く3番目の格付け。優勝すれば1000ポイントを獲得する大一番だ。狙うは24年モンペリエ大会以来、日本女子では初のWTTチャンピオンズ2勝目だ。22歳は「自分のプレーを出して1試合ずつ勝ちたい」とホームでのタイトル奪取へ、表情を引き締めた。

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