◆男子プロゴルフツアー ISPSハンダ夏に爆発トーナメント プロアマ戦(19日、群馬・草津CC=6690ヤード、パー72)

 約1か月半ぶりに男子ツアーが再開する。本大会は昨年12月に亡くなった尾崎将司さんの追悼大会として行われる。

晩年はISPS(国際スポーツ振興協会)のインターナショナルアンバサダーとして活躍したジャンボさんのパネルが全18ホールに飾られ、生前の肉声をAIで生成したメッセージが毎ホール、選手を鼓舞する。

 5月の関西オープンで13年ぶりの復活優勝を遂げた藤本佳則(国際スポーツ振興協会)は「僕らからしたらジャンボさんの声さえも好き。何を喋ってくれても大丈夫だし、なんなら打つ時に喋ってくれても大丈夫なぐらい好き」と大歓迎。笑みを浮かべ、開幕を待ちわびた。

 2022年に1度だけ千葉市内のジャンボ邸でレッスンを受けたことがある。きっかけは東北福祉大後輩の皆本祐介とのアポなし訪問だった。尾崎さんは部屋にあげてくれ、2人はずっと正座で話に聞き入った。あいさつだけして帰る予定だったが、「すぐに来い」と言ってくれた。2日後の朝から練習を見てもらった。かけられた言葉は「きったねえスイングだな」。そこに愛はあった。

 「質問をしたら絶対に答えてくれる。

ゴルフが好きな子が大好き、みたいなイメージだった」と故人への思いを込めて語り、「いつもいじってくれて、かわいがってもらった。何回か試合でラウンドもさせてもらったけど、威圧感があって、その反面めちゃくちゃ優しい方だった」と懐かしんだ。

 総距離は6690ヤードと短く、バーディー合戦になることは間違いない。「伸ばし合いって言っても、最近はどの試合もそう。出していかないとだめ。我慢するのは日本オープンぐらい。あとは全部伸ばし合いなので、あまりそこを意識はしていない」と冷静だ。「(シーズン)前半はそんなにスイングを崩すことなくやってこられた。これが1年続けば本物。自分の中で確信に変わってくる。そういう意味で後半戦は楽しみ」

 久々のトーナメントをホストプロとして迎える。シード喪失中も推薦での出場機会を与えてくれた所属先に、結果を届けたいという思いは強い。

「やっと自力で出られるようになった。あかん時もずっとサポートしてくれた。感謝しかない。その分、成績でもっと恩返ししたい」。今季2勝目へ、初日からバーディーを量産する。(高木 恵)

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