◆プロボクシング ▽東洋太平洋ミニマム級(47・6キロ以下)王座決定戦10回戦 〇北野武郎(判定)エルソン・トリニダード●(8月19日、東京・後楽園ホール)

 東洋太平洋ミニマム級王座決定戦10回戦で、同級2位で日本同級ユース王者の北野武郎(22)=大橋=が、同級3位エルソン・トリニダード(28)=フィリピン=を3―0の判定で下して新王者となった。

 サウスポーの北野は右ジャブを突き、左ストレートを上下にヒットさせ、圧倒。

ジャッジの採点は2者が100―90、1者が99―91と大差で北野を支持した。

 北野は「本当にベルトを取れてホッとしているが、内容がダメだったのでまだまだ頑張りたい。相手が効いて倒せそうな場面もあった。そこでもっといけないのがダメなところ。もっと相手がひるんだところに攻めていけるような選手を目指したい」と2者がフルマークをつける圧勝にも、反省を口にした。

 北野は25年10月、WBOアジアパシフィック同級王座決定戦に挑むもジョセフ・スマボン(フィリピン)に判定負け。「アジアで負けて悔しかった。ベルトが欲しかったので、取れたという点ではうれしい」と語った。

 元日本フライ級1位の父・北野良トレーナーとの二人三脚で歩んできた。現役時代はベルトに届かなかった父は「感無量です。うれしくて泣いちゃうかと思っていたが、涙が出なかった」と話すと、「ただ、ベルトを取ったら価値が少し変わってきた。取ってからがスタートだなと改めて思う」とさらなる飛躍に期待。

「まず指名挑戦者との防衛戦をクリアしないと。そこをクリアして初めてチャンピオン」と防衛戦を見据えた。

 WBOアジアパシフィック同級王者のスマボンは東洋太平洋同級シルバー王座も保持しており、初防衛戦が雪辱をかけた王座統一戦となる可能性もある。新王者は「スマボン選手とやりたい。ここに勝って、ようやくベルトが取れたと言える」とリベンジへの意欲を語った。

 戦績は北野が11勝(4KO)1敗1分け、トリニダードが10勝(6KO)6敗1分け。

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