10月29日に東京・後楽園ホールで行われる「Lemino BOXING フェニックスバトル 162」の対戦カード発表記者会見が18日、都内で行われた。アマ7冠でWBOアジアパシフィック・東洋太平洋バンタム級3位の坂井優太(21)=大橋=が、54・0キロ契約8回戦でWBC同級6位のペッチ・ソー・チットパッタナ(32)=タイ=と対戦する。

 デビュー以来8連勝(7KO)の全勝キャリアを歩む「モンスター2世」坂井にとって、最も経験豊富な相手との一戦となる。ペッチは2018年12月にWBC世界同級暫定王座決定戦で井上拓真(大橋)と対戦し0―3の判定負け。24年10月にはWBC世界同級タイトルマッチで中谷潤人(M・T)に挑戦し6回TKOで敗れている。この2敗以外の81戦はすべて白星で、中谷戦後は5連勝中と健在だ。戦績は83戦81勝(54KO)2敗。

 坂井は「拓真さん、中谷潤人選手に2敗しかしていない世界ランカーと試合が決まった。自分のスピードと本能を生かしたボクシングで圧倒的に勝ちたい」と、難敵との対戦に闘志を燃やした。ペッチは83戦のキャリアでダウンを喫したのが中谷戦のみ。タフな相手だが「当日、自分のスピードとテクニックとパワーと本能がマッチしたら普通に倒せると思う」と自信をみなぎらせた。

 会見で繰り返したのは、「本能」という言葉だった。坂井は「あまりスパーリングが良くない時期があって、大橋(秀行)会長に『調子が最近悪いです』と相談したら『技術を考え過ぎるよりも本能を生かして戦った方がいい』と言われて良くなってきた」と明かすと、「これをもっと研ぎ澄ませていけば、誰にもできない自分にしかできないボクシングができると思う」と「本能」への手応えを口にした。

 ◇全対戦カード

 ▽東洋太平洋ライトフライ級王座決定戦10回戦

片岡雷斗(大橋、2勝2KO)―アルアル・アンダレス(フィリピン、18勝8KO2敗3分け)

 ▽東洋太平洋&日本フライ級タイトルマッチ10回戦

王者・野上翔(RK蒲田、8勝4KO)―田中将吾(大橋、5勝3KO1分け)

 ▽54・0キロ契約8回戦

坂井優太(大橋、8勝7KO)―ペッチ・ソー・チットパッタナ(タイ、81勝54KO2敗)

 ▽東洋太平洋スーパーバンタム級タイトルマッチ10回戦

王者・石井渡士也(RE:BOOT、11勝8KO2敗2分け)―二瓶竜弥(DANGAN郡山、13勝4KO3敗2分け)

 ▽WBOアジアパシフィック・フライ級タイトルマッチ10回戦

王者・富岡浩介(RE:BOOT、11勝8KO4敗1分け)―佐野篤希(伴流、9勝4KO)

 ▽6回戦

片岡叶夢(大橋、1勝1KO)―ジャカパン・セーントーン(タイ、17勝13KO14敗)

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