◆第61回札幌2歳S・G3(9月5日、札幌競馬場・芝1800メートル)

 今年の札幌2歳Sは、“2強”の一騎打ちムードが漂っている。“大物候補”と注目を浴びるフライトライン産駒のショウナンガレオン(牡、美浦・加藤士津八厩舎)と、同じく新馬戦で完勝だったノヴァヴェローチェ(牡、栗東・上村洋行厩舎、父エフフォーリア)の2頭によるもので、他陣営が相手関係を考慮したのか登録は未勝利馬7頭を含む12頭と全体的には低調なメンバー構成となった。

 そこに割って入れそうな伏兵をひねり出すなら、初勝利から中1週で挑むデザートスピリット(牡、美浦・平岩大典厩舎、父イスラボニータ)だ。前走は札幌・芝1500メートル戦で、4角7番手から長く脚を使ってV。道中の追走が忙しそうに見えたところから、1800メートルへの距離延長はプラスとみる。

 そして小回りの舞台とあって、持ち前の器用さが強みになるだろう。鈴木助手も「そつなく走れて真面目ですし、競馬が上手です。意外と度胸がありますし、体がない(前走時馬体重424キロ)ので滞在向きです」と、気配の良さを強調する。まだ成長段階の2歳馬同士の一戦なら、もちろん番狂わせがあっても驚けない。

(坂本 達洋)

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