ラグビー・リーグワン2部の九州電力キューデンヴォルテクスは1日、チーム練習を再開したことを発表した。九州は、チーム所属のFWサイモニ・ブニランギさんが、練習後に発症した熱中症により8月7日に亡くなったことを受け、活動を停止していた。

 今季、1部の東京SGから移籍してきたブニランギさんは、8月3日の練習から九州に本格合流。同日は午後4時50分から屋外でのランニングメニューをこなしていたが、終盤に体調不良を訴えて練習を中断した。当初は受け答えもできていたが、意識が混濁し始めたため救急搬送。医療機関で懸命な治療が施されたが、7日に息を引き取っていた。チームは24日、ブニランギさんが母国のフィジーに帰国し、葬儀が営まれたことを報告していた。

 九州は練習再開に伴い、再発防止策を発表。熱中症予防を目的とした暑さの指標WBGTの計測器をグラウンド複数箇所に設置し、15分ごとに計測・記録する。WBGTが危険域とされる「31度」以上の場合は、原則として練習や試合など全ての活動を中止または延期するなどとした。また、選手の健康管理の徹底や避暑環境の確保、緊急時の冷却体制を強化。日本協会の通達を踏まえた策を講じたとした。

 九州の荒川淳ゼネラルマネジャーは、チームを通じて以下のコメントを発表した。

 「2026年8月7日にサイモニ・ヴニランギ選手が熱中症により逝去したことを受け、チームは活動を停止し、選手・スタッフ一人ひとりが深い悲しみの中で、この出来事と向き合ってまいりました。

改めまして、ご遺族の皆さまに心よりお悔やみを申し上げるとともに、サイモニ選手に生前お寄せいただいた多くのご支援、ご声援に深く感謝申し上げます。私たちは、この悲しい出来事を決して風化させることなく、その教訓を真摯に受け止め再発防止策を徹底していくとともに、サイモニ選手のラグビーへのひたむきな想いを忘れず、今後も誠実に活動してまいります。今後とも温かいご支援を賜りますようお願い申し上げます。」

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