8代目尾上菊五郎が10日都内で「錦秋十月大歌舞伎」(東京・歌舞伎座、2~20日)の取材会を行った。

 菊五郎は第1部の「義経千本桜」の通称「四の切」で佐藤忠信実は源九郎狐を、第2部の「近江源氏先陣館 盛綱陣屋」では主人公・佐々木盛綱を、片岡仁左衛門とのダブルキャストで演じる。

 菊五郎は「四の切」で父(7代目菊五郎)、盛綱を岳父、中村吉右衛門の“教え”をもとに役に向き合うという。仁左衛門とのダブルキャストには「全てにおいて尊敬できる存在」といい、「来月はどこを見ても“高い山”がそびえているように思えるが、一歩一歩、進んでいきたい」と覚悟をうかがわせた。

 昨年5月から今年7月まで続いた襲名披露も無事に終了。「“8代目”と言われることには少し慣れましたが、“菊五郎”と呼ばれるのはまだ慣れなくて。どこか父のことのようで自分の中に緊張感が走ります」と謙そんぎみに話していた。

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