◆JERAセ・リーグ 広島2x―1巨人=延長11回=(22日・マツダスタジアム)

 9回に広島が走塁の判断ミスをしなければ、そこでサヨナラ負けだった。せっかく助けてもらったのに、勝ちきることができなかった。

 7回に泉口からの3連打で同点に追いつき、坂本と代打・丸。ここで一気に勝ち越さなければいけなかった。ベテランの力に頼れと散々、言ってきた俺だから、大いに期待していたんだが…。打たなきゃいかんという意識が強すぎるのかねえ。毎日プレッシャーがかかる試合が続くのは、阪神だって同じこと。そこで、その重圧にベテランが勝てないのであれば、巨人の力はそこまでなのか、と残念に思ってしまう。

 この試合の重要性を十分に分かった上での、この結果。痛い敗戦という言い方をよくするが、この日の負けは痛みも感じないくらいに、悲しさとともに目の前が真っ暗になって、ぼう然としてしまうイメージだね。もし優勝を逃したら、この一戦が致命的だったと言わざるを得ないな。

 マツダスタジアムは大勢の広島ファンが駆けつけて、広島に大きなパワーを与えてしまうんだが、続く3試合で大切なのは先取点。先行してゲームを進めるのが、首の皮一枚残った戦い方だよ。(スポーツ報知評論家・堀内 恒夫)

編集部おすすめ