◆パ・リーグ ソフトバンク12―5オリックス(27日・みずほペイペイ)

 オリックス・岩崎翔投手が、3―9の7回1死一、二塁から5番手で登板した。打席には、この日が引退試合のソフトバンク・中村晃内野手。

2007年のドラフト同期で、自身が中日へ移籍する21年まで14年間、ともにホークスの一員として戦った盟友だ。

 場内が大歓声に包まれるなか、真剣な表情でマウンドへ。「晃とも『真剣勝負ができたら』という話をしていたし、僕もあの空間を楽しめたらいいと思っていたので」と、全球ストレート勝負で挑んだ。初球は151キロの直球がボール。2球目は、149キロの直球が一塁線際へのファウルとなった。3球目、最後は150キロの直球で捕邪飛。「さすがにウルッときたというか、最後なんだな…と。めちゃくちゃ思い出に残る1試合になった」と、振り返った。

 対戦後には2人で握手を交わし、熱く抱擁。「僕がウルウルと泣きそうな顔をしていたので『泣くなよ』と言われたのですけど(笑)。『ありがとう』という言葉をお互いに掛け合った」と、グラウンド上でのやりとりを明かした。

 「同期で同い年で、今まで刺激されていたというか、晃が常に先を走っている感じはあった。

負けたくない、という思いでずっとやっていた。野球に対する姿勢はホークスのなかで1、2を争う選手だったし、同級生だけど見習いたいと本当に思わせてくれる選手だった。同期でよかった」と感謝。「僕も先は短いと思うし、一日一日を大切にしたい。平野さんもそうだし、晃もそうだし、こうやって盛大に引退試合をしてもらえる選手は本当に限られているので、そういうところを目指すというのはありますね。いい姿勢を後輩たちに見せられたら、チームにとってもいいのかなと思います」と決意を新たにした。

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