柔道男子66キロ級でアテネ、北京の五輪2大会連続金メダルの内柴正人さん(48)が近影を公開し、母親が亡くなったと報告した。

 「産んでくれたお母さんの葬式に行って来た」と題して30日に自身のインスタグラムを更新。

「内柴家はいつも喧嘩(けんか)が絶えなかった。誰かがいつもブチギレてた。別れても嫌い合ってて小さい頃にどちらの家も行き来しながら、いつもどちらかに寂しい感情を持ちながら、どちらかと過ごしてました」と幼少期を振り返った。

 当時の家族の様子を思い出しながら「柔道の世界の厳しさをなんとも思わなかったのは、自分の苦しみはいくらでも絶えれたのはそもそもが好きでやってなかったし、内柴家の中にある寂しさを握りつぶすように柔道をしていたからかもしれない。そうなんだけど」(原文ママ)と回顧。「オリンピックはね。世界一にさえなればバラバラな家族がまとまる。一瞬だけでも同じ方向を見てくれるのではないか。なんて信じてやってただけで勝っても、2連覇してもまとまらないものはまとまらない。笑 母とは久しぶりに会ったのがオリンピックの時、オリンピックを終えて。次に会ったのが昨日の葬式」と明かした。

 「僕はたぶん。

何か間違えて生きている。お母さん、産んでくれてありがとうございます。そんな気持ちを記録したく書きました。誰かから授かった意地悪な性格は僕にもあり柔道を通して『優しい人になりたい』と苦しい時にいつも思ってました。うーん。以上。仕事します。バイバイお母さん」と言い聞かせるようにつづり、長文を締めくくった。

 黒いネクタイを締めて車に乗った写真を投稿。柔和な笑顔を見せている。

 コメント欄には「そんな事があったのか。初めて知りました」「お母様のご冥福をお祈りいたします」「先生がこのようなお気持ちを抱えていらっしゃったことを、私はこれまで存じ上げませんでした」という声が集まった。

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