タレントで俳優の伊東四朗が3日、文化放送「伊東四朗 吉田照美 親父・熱愛」(土曜・後3時)に生出演し、本番後に同局内で報道陣の取材に応じた。ジョークを交えたトークで何度も爆笑を起こした。

 1日に90歳を迎える来年6月15日をもって芸能界から引退することを発表。局内には約40人の報道陣が集まり「そんなに惜しまれることないと思ってましたから、すんなりいくと思ってたらこんなに(報道陣が集まって)…」と驚いた表情を見せ、「なんだか、撤回しようかな」とジョークを飛ばした。写真撮影タイムではコミカルなポーズをとって笑いを誘った。

 引退後の生活について問われると「もう1回テニスをやってみようかな。55歳から75歳まで20年間やったんですよ。やろうと思えばできる気がする」と宣言。引退する錦織圭選手になぞらえ「『にしごり』って名前でやろうかな。全米オープン行ってみようかな」とボケをさく裂させながら「しょうもないオヤジだな~」と漏らした。

 30年近く続いた同番組について「失敗してますよ。訳のわかんないこと言ってるらしいんですよ。家に帰った後女房にも言われます『お父さん、あれ何言ってたの?」って。危ない人なんですよ」と告白。

「そんな人を正気で使ってくれている文化放送もすごいなと思いますよ。自分でも『さっき、なんて言ったんだろう?』って。反省してるだけでも大したもんだと思ってる。それが通り過ぎるようになったら危ないんだろうな」と明かした。

 長きわたって第一線で活躍できた理由について「何が良かったのか、振り返ってみてもよく分かりません。他人だとよく分かるんだけど、自分のことはさっぱり分かりません」とポツリ。「この男をこの芸能界に入れた人も不思議だと思う。よくこんなものを入れたなって」とぼやく場面も。終始、軽快なトークで場を和ませていた。

 ◆伊東 四朗(いとう・しろう)本名・伊藤輝男。1937年6月15日、東京都生まれ。89歳。

58年、劇団「笑う仲間」に参加し芸能界入り。61年、「てんぷくトリオ」を結成。お茶の間で人気を博す。83年、NHK連続テレビ小説「おしん」で俳優としての評価を高める。

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