◆JERAセ・リーグ ヤクルト1―3中日(3日・神宮)

 中日は、今季最終戦で井上監督にとってもラストゲームとなる一戦を白星で飾った。球団創設90周年の節目は60勝81敗2分けの借金21で終えた。

 試合後、ウィニングボールを守護神・松山から受け取ると、大事そうに握りしめた。試合後の囲み取材では、「(試合前のミーティングで)今日は俺に、はなむけの勝利をくれ、ってことを(伝えていたので)…」と言葉を詰まらせ、「今日勝てて、気持ちよく神宮を後にできるのは選手に感謝したいです」とかみしめた。

 24年に2軍監督を務め、25年から1軍監督に就任。3年間の監督生活を「苦しかった。(今季は)選手の数がそろわなかったし、思い切ったタクトを振れなかった。でも、監督をやらせてもらった2年間は勉強になった」と振り返った。

 最後に、今後の予定を聞かれると「スケジュールは真っ白。人間ドックに行かないと」と“らしさ全開”のコメントで締めくくった。

 試合は、2回にヤクルトの先発・高梨から2点を先制した。石川昂と花田の連打などで1死一、二塁とし、石伊の打球を三塁・松下が一塁へ悪送球。その間に、二塁走者の石川昂が生還。なおも1死一、三塁で、高橋宏がセーフティスクイズを決めて追加点を奪った。

 先発・高橋宏斗投手は3回まで1安打無失点と上々の立ち上がり。4回1死三塁から増田の中前適時打で1点を返されたが、最少失点で踏ん張った。7回8安打1失点で5勝目を手にした。

 打線は、1点リードの7回にも、1死満塁から村松の中犠飛で貴重な追加点を奪った。2点リードとなった8回は吉田、9回は松山が締めくくり、井上監督に白星を届けた。

 

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