俳優の相葉雅紀が13日、都内で主演映画「4アウト―もう一度、プレイボール―」(11月6日公開、稲垣壮洋監督)の完成披露試写会に出席した。

 作家・平山讓氏が2023年に出版した、東京で初めて創設された身体障害者野球チーム「東京ブルーサンダース」の実話をもとにした小説「4アウト―ある障害者野球チームの挑戦」が原作。

社会人野球で戦力外を受け、障害者スポーツセンターに再就職し、身体障害者野球チームの監督を演じた相葉は「出ている人たち一人ひとりの熱い思いが詰まっている作品。構想から考えると5年」と力説。「すごい大作なので、見ていただいた皆さんの心が少しでも動いてほしいという思いで撮影させていただきました」と作品に込めた思いを語った。

 映画のオファーをきっかけに障害者野球を知った。実際に強豪チームと対戦し、「とにかく投手の球が速い」ことに驚いたという。「盗塁がないから、打者と投手の一騎打ち。盗塁がないからこそのヒリヒリ感もありました」。片腕の選手が捕球後、ボールをグラブから上に投げて送球する姿にも感銘を受けたといい、「プレーの一つ一つに圧倒された。そうなるにはどれだけの努力をしてきたのだろうと想像させられました」と振り返った。

 小学生時代に少年野球を経験したが、ノックを打つのは初めて。侍ジャパンの井口資仁監督、元シドニー五輪野球日本代表の飯塚智広氏から指導を受けた。「ノックはやったことがなかった。

バットが細くてなかなか当たらなかった」と苦労を明かしつつ、「本番で外野フライを3回連続で上げなきゃいけないシーンがあったんですけど、そこを一発で」と成功を報告。会場から拍手が送られると、「そうなんですよ。すごいんですよ!」と満面の笑みを見ていせた。

 ◆身体障害者野球 障害者手帳を持つ選手たちが軟式ボールを使って行う野球で、障害の特性に配慮した独自のルールが適用される。1993年に特定非営利活動法人日本身体障害者野球連盟(JDL)が発足し、現在全国36チーム、登録選手約1000人が、毎年春と秋に開かれる全国大会を目指して活動している。

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