「第31回釜山国際映画祭」の授賞式が15日、韓国・釜山で開催された。映画「さとこはいつも」(沖田修一監督)に出演した姫野花春(かしゅん)が、コンペティション部門では史上最年少となる最優秀俳優賞を受賞した。

 沖田監督のオリジナル脚本で、姫野は有村架純、石田ひかりとともにトリプル主演。300人のオーディションを経て、映画初出演・初主演を勝ち取った。

 姫野は「思いがけない受賞で、賞をいただけてとても驚いています。まだ未熟な私の演技に目を留めていただき、本当にありがとうございます」と涙ながらにスピーチ。「今、たまたま私がこの場に立たせていただいていますが、沖田監督や共演者のみなさん、スタッフの皆さん、関わってくださった皆さんに心から感謝しています」と喜びを分かち合った。続けて「私はまだ1本しか映画に出たことはないですが、大きな願いとしてはおばあちゃんになっても俳優を続けられていたらいいなと思っています。これからも一瞬一瞬演じること、考えることを大切に歩んでいきたいと思います。本当にありがとうございました。カムサムニダ」と感謝した。

 姫野の受賞を受けて、有村は「初めてのお芝居がまるでうそのように、瞬きするのが惜しいくらいに尊くて。姫野さんの純度の高いみずみずしさが海を越えて届くことは必然だったように思います」と納得の受賞だった様子。石田は「軽やかに国境を越え、素晴らしい俳優人生のスタートですね。

花春ちゃん、本当におめでとうございます」と16歳での快挙をたたえた。

 「さとこ―」は、6年間の不倫と仕事に悩む35歳の西田沙都子(有村)、子育てが終わり、自分の時間に目覚めた55歳の飯島里子(石田)、初恋にときめく15歳の中井聡子(姫野)、赤の他人だった3人の「さとこ」が自分の人生を小説として書き始める中で、人生が交差していく様を描く。

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