◆米大リーグ ナ・リーグ優勝決定シリーズ第4戦 ドジャース4―6ブルワーズ(15日、米カリフォルニア州ロサンゼルス=ドジャースタジアム)

 ナ・リーグ西地区王者で3年連続ワールドシリーズ制覇を狙うドジャースがブルワーズとのリーグ優勝決定シリーズに敗れ、終戦となった。ナ・リーグの球団史上初となる3連覇はならなかった。

 一つの時代にピリオドが打たれたことになるかもしれない。ドジャースは5年連続で地区優勝を果たし、14年連続でポストシーズンに進出。24、25年は21世紀のチームでは初めて2年連続ワールドシリーズ制覇を達成した。20~25年の6年間で3度のワールドシリーズ制覇。近年のメジャーリーグはドジャースを中心に回っていたと言っても過言ではない。チームの黄金期を迎えていた。

 さまざまな要因が重なっての黄金期だったが、豊富な資金力が大きな武器だった。現有戦力でも大谷、ベッツ、フリーマン、スミス、山本、スネル、グラスノーらスター選手と次々に大型長期契約を結んだ。現行制度では、チームの総年俸が一定額を上回ると「ぜいたく税」を支払う必要があるが、ドジャースの資金力には問題なかった。さらに、大谷ら一部の選手の契約では年俸の一部を後回しにする「後払い契約」を結び、ルールの盲点を突いた。

 だが、逆風が吹く。現行の労使協定が今オフに失効され、総年俸の上限を厳しく制限する「サラリーキャップ」を導入しようとする動きがオーナー側にあり、選手会側と対立してロックアウトに突入することが濃厚とされている。

 サラリーキャップが導入されれば、潤沢な資金力という武器はこれまでのように通用しなくなる。スター選手を乱獲することは難しくなるだろう。後払い契約なども制限される可能性もある。

 フリーマンの契約は来季まで。今季途中に加入したスクバルの去就は不透明で、契約の残る大谷、ベッツ、スネル、グラスノー、T・ヘルナンデス、ディアス、エドマンらも軒並み30代に突入してベテランの域に入っている。

 来季以降も「黄金期」を続けていくことはこれまで以上に多くの高い壁を乗り越える必要がありそうだ。

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