中日の工藤公康新監督が15日、ナゴヤ球場での秋季練習を視察した。名古屋市内のホテルで就任記者会見に臨んだ後に直行。

コーチングスタッフ含めほぼ全員が集まった場で、訓示を行った。

 工藤新監督が望むのは、選手たちから率先的に自分を売り込んでもらうことだという。「自分がアピールできることはしっかりアピールする。日本人の奥ゆかしさみたいな、遠慮っていうところがあったり、それは僕は皆さんにとってはマイナスだと思っています。決してプラスにはならない。どんどんアピールしてください。やっている練習、やっている姿を見せてください」と語りかけた。

 さらに「選手の性格とか、そういうので好き嫌いはないです。生意気でもいいです。今の自分なんで。我慢する必要もないと思っています」と選手に自身の思いを伝えた。

 チームは今季を60勝81敗2分けで最下位。

6年連続Bクラスとなり、井上監督が辞任した。工藤新監督は2012年を最後にクライマックス・シリーズ(CS)出場から遠ざかるチームの立て直しを託された。

 名古屋市出身で、現役時代は西武、ダイエー(現ソフトバンク)、巨人、横浜(現DeNA)で通算224勝を挙げて3球団で日本一。ソフトバンクでは15年から7年間監督を務め、3度のリーグ制覇と5度の日本一に導いた“優勝請負人”でもある。

 選手、指導者を含めて中日に所属歴がない外部人材の監督招へいは、1984年から務めた山内一弘氏以来43年ぶり。加藤球団社長は、「100周年に向けて強固なチーム作りをしてほしい」と名将に期待を寄せている。

 ◆工藤 公康(くどう・きみやす)1963年5月5日、愛知県生まれ。63歳。名古屋電気(現・愛工大名電)から81年ドラフト6位で西武に入団し、93年にMVP。94年オフ、ダイエーにFA移籍し、99年の初優勝に貢献してMVP。同年オフに巨人にFA移籍。横浜、西武を経て2011年限りで現役引退。

実働29年で635試合、224勝142敗3セーブ10ホールド、防御率3.45。左投左打。

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