第61回全日本大学男子ソフトボール選手権が9月5日から3日間、富山県で開催された。全国から強豪校がひしめく中、京都産業大学男子ソフトボール部は4年ぶりに決勝進出。

日本体育大学との決勝戦は0-3で敗れたが、堂々の準優勝を飾った。この1年間、チームを牽引し続けたのは山中悠介(4年・経営学部)。インカレでユニホームを脱いだ山中は、「みんながついてきてくれたおかげで準優勝という結果を残せて、うれしい気持ちでいっぱいです」と、大学最後の大会を振り返った。

 「仲間は家族のような存在であり、京産大ソフト部で過ごした時間は青春そのものです」と語る山中。その言葉からは、チーム一丸となって戦うソフトボールならではの魅力が伝わってくる。「特にこの夏は、練習試合や自主練習も多く設けました」。インカレ優勝という目標へ向かって努力を重ねたチームは、4年ぶりとなる決勝の舞台まで勝ち進んだ。キャプテンとしてチームをまとめあげた山中は、練習中にも積極的に声をかけ、選手同士が高め合える環境づくりに努めた。その姿勢は部員たちにも浸透し、全国の強豪相手に戦い抜くチームの原動力になった。後輩たちについては、「自分たちが成し遂げられなかったインカレ優勝というのを目標に頑張ってほしいけど、仲良くやってくれるのが一番です」と語る。

 優勝旗を手にすることは叶わなかったが、群雄割拠の舞台で、準優勝という輝かしい成績を収めた京産大。キャプテンを中心にチーム全員で掴んだ銀メダルは、「あと一歩だった」という一言だけでは到底片付けることはできない。

プレーだけではなく声でもチームを引っ張り、苦しい場面でも仲間を鼓舞し続けた山中。その姿勢は、後輩たちへと受け継がれていくだろう。山中は来年から、日本リーグに所属する「大阪桃次郎」で競技を続ける。キャプテンのバトンは山中から吉川虎生(3年・法学部)へと渡った。悔しさも、そして誇りも受け継いだ新チームは、再び頂点を目指して歩み出す。(京産大アスレチック・大村侑子)

 ◆山中 悠介(やまなか・ゆうすけ)2005年3月5日、大阪市生まれ。興国高卒。昨年は西日本大会で3位、今年は全日本大会で準優勝にチームを導いた。好きなタイプは、よく笑う子。

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