第103回箱根駅伝予選会(17日、東京・立川市など)で、チーム史上最高の12位と躍進した武蔵野学院大が23日、東京都郊外の競技場で、予選会後としては初めてトラックでスピード練習を行った。来季の第104回箱根駅伝で初出場を目指し、勢いよく再スタートを切った。

 ハーフマラソンの10人合計タイムで争う予選会で、昨年は通過ライン(10位)と15分41秒差の26位だったが、今年は通過ラインと3分34秒差の12位に急浮上した。来年度から箱根駅伝は大改革され、来年の予選会は15位まで本戦出場権を獲得できる。「夢物語が現実的な目標になり、学内は盛り上がっています」と坂田和監督(47)は笑顔で話す。

 チームのムードも上がっている。予選会の激闘から6日。この日は11月上旬の5000メートル記録会、同下旬の1万メートル記録会に向けて、3000メートル、2000メートル、1000メートルのスピード練習を行い、Aチームはそれぞれ8分15秒、5分30秒、2分32秒のハイペースで駆け抜けた。

 武蔵野学院大のホームページによると、5月1日時点の学部学生数は363人の小規模校だが、一躍、大学駅伝界で存在感を発揮した。来季からは女子駅伝チームが本格始動する。「新年度、女子1期生として9人が入学予定です。来年から関東大学女子駅伝に参加します。1期生が3年生になった時、全日本大学女子駅伝初出場を目指します」と坂田監督は意欲的に話す。

 男子チームと同じく、坂田監督、田畑圭悟コーチ、信田雄一コーチの指導体制で強化を図る。

男子と女子が同じ指導者のもと一緒に活動するスタイルは、原晋監督(59)率いる青山学院大と同じ。はるか先を走る青山学院大を追いかけるように武蔵野学院大の挑戦は続く。

 ◆武蔵野学院大 2004年、開学。陸上部は06年に創部。唯一の大学指定強化クラブで箱根駅伝初出場を目指している。箱根駅伝予選会には09年に初出場し、25位。昨年までの最高成績は24年の20位。25年は26位だったが、26年にはチーム史上最高の12位と躍進した。選手寮は埼玉・狭山市。5月1日時点の学生数は363人。陸上部は選手35人、学生スタッフ8人。

編集部おすすめ