◆SMBC日本シリーズ2026第1戦 DeNA―ソフトバンク(24日・横浜)

 DeNA・筒香嘉智内野手のバットからようやく快音を響いた。初回1死一、二塁の好機。

ソフトバンクの先発・上沢の初球外角高めの150キロストレートをシャープに振り抜いた。打球は逆方向のレフト前で弾んだ。ポストシーズン14打席目で初めて、スコアボードに「H」ランプをともした。

 勢いは止まらない。4回先頭の第2打席でも外角高めの初球147キロ直球を左前へ、2打席連続ヒット。マルチ安打をマークした。CSでは第1S、最終Sを合わせて1死球のみの12打数ノーヒット、8三振と不振にあえいでいたが、日本一を決める最高峰の試合で、しっかりと復調ぶりをアピールした。

 個人の成績よりもチームの勝利。その思考はブレることがなかった。敵地・甲子園でのCS最終S、阪神を相手に下克上での日本シリーズ進出を成し遂げると、力を込めてこう言った。

 「もちろん、(ソフトバンクは)優勝した強いチームですけど、ベイスターズらしい野球をすれば、いい戦いができると思う。日本シリーズでも変わらず、ベイスターズらしい野球ができればと思います」

 大舞台だからといって、よそ行きの試合をする必要はない。

相手どうこうよりも、まずは自らのやるべきことをやる。背中で、若き星たちにお手本を見せた。

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