◆ラグビー 「リポビタンDチャレンジカップ2026」 日本28―34フィジー(24日、秩父宮ラグビー場)

 世界ランク9位の日本代表は、同10位のフィジー代表に28―34で敗れた。日本協会創立100周年の記念試合を白星で飾れず、主将のロック、ワーナー・ディアンズ(24)=B武蔵=は「残念だった」と肩を落とした。

節目の戦いを率いたエディー・ジョーンズ・ヘッドコーチ(HC、66)は日本ラグビーを「強豪と肩を並べる国になった」と評価するとともに、さらなる進化へ育成システム確立への提言も投げかけた。

 真っ白な記念ジャージーを泥だらけにしたが、日本は節目の白星を逃した。日本協会創立100周年記念の一戦は、23年W杯8強のフィジーに28―34で力負け。この日2トライと気を吐いた主将のロック、ディアンズは「試合の結果は残念だった」とコメント。小雨で肌寒い中、秩父宮に駆けつけたファンの声援には「会場の雰囲気がすごくよかった」と感謝した。

 21―21で迎えた後半4分、敵陣深くの攻撃で落球。そのままフィジーに約90メートルボールを運ばれ、勝ち越しトライを許した。落球やパスミスなども重なって好機をつくれず「超速ラグビー」は不発に。必勝を課されたジョーンズHCは「ゴルフでOBを打とうと思って打つ人なんていない」と気色ばみ「気持ちのこもったプレーをさせるというところはできていた」と振り返った。

 19年W杯で日本が8強に進んだ歴史などを踏まえ「日本は、世界の強豪と肩を並べる国になった」と語ったジョーンズHC。日本ラグビーのさらなる発展のため、同HCはSO伊藤龍之介(明大)ら若い芽の育成に苦悩する。その上で「若い才能が世界クラスの選手になっていける、現代的な環境づくりが必要だ」と、提言も忘れなかった。

15年W杯では南アフリカを撃破し「ブライトンの奇跡」を演出した指揮官が27年W杯、その先の世代へ未来をつないでいく。(大谷 翔太)

編集部おすすめ