広島の主軸として活躍した小早川毅彦氏が、26日放送のBS10「ダグアウト!!!」(月曜・午後9時)に出演。その巧みなバットコントロールで天才と称された前田智徳氏の独特すぎる素顔を明かした。

 その存在を強烈に意識したのが、前田氏の高卒1年目の秋季キャンプ。鬼軍曹として知られた大下剛史氏から「前田のバッティング練習見てみな」と勧められたという。既に広島の中心打者として活躍していた小早川氏だったが、その姿に衝撃を受けたという。

 「とても高卒1年目の打撃練習じゃなかった。パカーン、パカーンと。形がぶれない。芯がしっかりしていた。打撃投手の球はストライク以外手を出さなかった。コースによって打ち分けるのにも驚かされました。左打者は少々外の球でも引っ張るのですが、ちゃんとショートの上に打ち返す」

 練習の虫としても知られた前田氏だが、移動の時も素振り用バットを持ち歩いてた。ただ、独特の感性を持つ前田氏は、バットがかばんからはみ出るのがどうしても納得いかなかったようで、「小早川さん、折りたためる素振り用バットないですかね」と真剣に先輩に相談していたという。

 その後、若くしてレギュラーをつかんだ前田氏は、アキレス腱断裂の大けがを負うなどしながら、通算2119安打を放つなど長く活躍した。

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