秋になると、スーパーマーケットの野菜売り場にずらりと並ぶサツマイモ。
「せっかくなら甘くておいしいものを選びたい」と思っても、見た目だけでは違いが分からず、なんとなく手に取ってしまうことはありませんか。
そこで、農業体験や貸し農園事業を展開する株式会社マイファームの松岡龍哉さんに、スーパーマーケットで買う時に役立つ、甘いサツマイモの選び方を聞きました。
サツマイモは『皮』と『ひげ根』を確認して
――サツマイモを買う時は、どこを見ればいいですか。
まず見てほしいのは、皮です。サツマイモの状態が表れやすいので、色と表面の質感をチェックしてみてください。
品種ごとの色がはっきりと出ていて、全体に色ムラがないものを選びましょう。さらに、表面にツヤとハリがあり、シワがないものは、状態がよい目安になります。
売り場では、同じ品種を並べて見比べると違いが分かります。
画像提供:株式会社マイファーム
――ひげ根も、見極めるポイントになりますか。
はい。ひげ根は、サツマイモの表面から出ている細い根のことです。細く、数が少ないものを選ぶとよいでしょう。太いひげ根が多いものは、繊維質で筋っぽい食感になりやすい傾向があります。
ひげ根が生えていた跡のくぼみも、チェックしてみてください。
また、芽が出ているものは避けましょう。成長するために栄養を使い始めているため、甘みや水分が失われ、食味が落ちます。
――重さや形は、どう選べばいいですか。
同じくらいの大きさなら、持った時にずっしりと重く感じるものを選びましょう。水分が抜けておらず、身が詰まっている目安になります。
形は、全体的にふっくらとしていて、太さが揃い、両端に向かって自然に細くなっているものがおすすめです。細長く痩せているものや、ゴツゴツしているものは避けるとよいでしょう。
サイズは、大きすぎず小さすぎない、中くらいのものが扱いやすいですよ。
――皮に黒っぽい汚れがあるものは、選んでもいいですか。
土の汚れや、にじみ出て乾いた樹液がついているだけなら、選んでも問題ありません。
撮影:LUIS FIELD
――甘さを重視する場合、品種で選ぶことはできますか。
はい。品種名も、選ぶ時の手がかりになります。
ねっとり、しっとりとした食感で、甘みが強いものがお好みなら、『紅はるか』や『安納芋(あんのういも)』などがおすすめです。
ホクホクした食感が好みなら、『紅あずま』や『鳴門金時(なるときんとき)』が向いています。
同じ品種でも、育った畑や保存の状態で味は変わります。パッケージや値札の品種名を、目安にしてください。
失敗しないコツは、状態と品種を見ること
サツマイモを選ぶ時は、次のポイントをチェックしてみましょう。
・皮の色が均一で、ハリとツヤがある。
・芽が出ておらず、ひげ根の跡のくぼみが浅く、小さい。
・持った時にずっしりと重く、表面のデコボコが少ない。
・全体的にふっくらとしていて、両端に向かって自然に細くなっている。
画像提供:株式会社マイファーム
見るべきポイントが分かれば、売り場で迷うことも減りそうですね。複数の品種が並んでいる時は、好みの食感や作りたい料理に合わせて選ぶのもよいでしょう。
次にスーパーマーケットでサツマイモを手に取る時は、皮や形、重さに加えて、品種名にも目を向けてみてくださいね。
株式会社マイファーム R&Dソリューション部 神栖農場担当。
⇒体験農園マイファーム
⇒マイファーム公式YouTube
[文・構成・取材/LUIS FIELD]









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