◆SMBC日本シリーズ2026第4戦 ソフトバンク4―2DeNA(28日・みずほPayPay)

 ソフトバンクがDeNAに4連勝で2年連続13度目の日本一を決めた。5月にDeNAからトレード加入した山本祐大捕手が同点2点三塁打を放つなど3打点の活躍を見せ、3試合連続逆転勝利で日本シリーズ制覇を決めた。

 クライマックスシリーズ(CS)を含め、ポストシーズン(PS)無傷の7連勝での日本シリーズ制覇は史上初。新型コロナの影響でCSが短縮開催となった2020年にソフトバンクが6連勝(CS2勝0敗、日本シリーズ4勝0敗)で日本一に輝いたことはあるが、無傷の7連勝以上での日本一は初めてとなった。

 助っ人砲のエンカーナシオンを故障で欠き、主軸の宮崎も万全でないDeNAに対し、ソフトバンクが選手層の厚さを見せつけたシリーズとなった。第1戦は、プロ2年目でCS最終ステージでもMVPに輝いた庄子が延長11回に決勝二塁打。今季108試合出場と頭角を現したシンデレラボーイが、シーズン、CSからの勢いを見せつけた。

 第2戦では、1点を追う9回表に代打・山川が起死回生の同点ソロ。今季、打率・178、移籍後最少の11本塁打と低迷した主砲が、ここ一番で値千金のアーチをかけた。延長10回には今季打率・095、プロ通算1本塁打の川村がバックスクリーンへ決勝アーチ。ラッキーボーイも出現し、敵地で連勝を飾った。

 史上初めて初戦から3試合連続延長戦にもつれこんだ第3戦も、驚異的な粘りを発揮。0―1の9回2死二塁から、育成ドラフトから首位打者に上り詰めた牧原大が同点打。二塁から好走塁で生還したのは22年ドラフト1位の代走・イヒネだった。

10回に決着をつけたのは今季28本塁打と飛躍した正木。巨大戦力のレギュラーを射止め、侍ジャパンにも選出された男が、その能力をサヨナラアーチで誇示した。

 セ・リーグ3位のDeNAとのシーズンの貯金の差は実に40。勢いだけでは超えられない育成力の高さと選手層の厚さを示した日本シリーズ連覇となった。

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