◆プロボクシング 東洋太平洋ライトフライ級(48・9キロ以下)王座決定戦10回戦 同級2位・片岡雷斗―同級1位アルアル・アンダレス(10月29日、東京・後楽園ホール)

 29日に東京・後楽園ホールで行われる「Lemino BOXING フェニックスバトル 162」の前日計量が28日、東京・文京区のblue―ing DISCOVERYで行われた。メインイベントの東洋太平洋ライトフライ級王座決定戦に出場する同級2位の「ザ・サンダー」片岡雷斗(20)=大橋=は48・8キロ、同級1位アルアル・アンダレス(26)=フィリピン=は48・4キロでともにクリアした。

 デビュー3戦目で初タイトルに挑む片岡は「いつも通りです」とリラックスした表情。「いつも通り楽しく、一発ももらわないように試合します」と完勝を誓った。

 3戦目で東洋太平洋王座を獲得すれば、堤駿斗(志成)、横山葵海(ワタナベ)、森脇唯人(ワールドスポーツ)と並ぶ国内男子最速記録となる。さらには、現WBA世界ライトフライ級王者・吉良大弥(志成)、元世界4階級制覇王者・田中恒成(畑中)の5戦目を上回り、日本最速となる4戦目での世界王座獲得も視野に入る。

 片岡は今回の試合を「世界挑戦への切符」と位置づけ、4戦目での世界挑戦へ「(大橋秀行)会長がどう考えているのか分からないが、(世界前哨戦の)そのつもりで今回懸けてやります」と意欲。大橋会長も「飛び抜けているので」と4戦目での世界挑戦プランを明かし、「ただ練習と試合は違う。甘い世界じゃない」と今回の試合で王座挑戦にゴーサインを出すかどうか見極める考えを示した。

 2023年アジアユース選手権優勝などアマチュア6冠の片岡は、今年3月のプロデビュー戦で当時日本ライトフライ級6位の大橋波月(湘南龍拳)に6回TKO勝ち。6月のプロ第2戦ではスリヤ・プッタルクサ(タイ)を1回KOで仕留めた。

 対するアンダレスは、現在IBF7位、WBC12位にランクされる実力者。19年8月にはWBA世界ミニマム級王者・ノックアウト・CPフレッシュマート(タイ)に挑戦し、8回負傷判定負けしている。20年3月以降は12戦負けなしで、戦績は19勝(8KO)2敗3分け。

 同興行の第1試合では、弟でアマ3冠の「ザ・ドリーム」片岡叶夢(18)=大橋=が、プロ第2戦でジャクパン・サントン(タイ)と対戦する。叶夢は、6月に雷斗と同じ興行でプロデビュー戦に臨み、アタッチャイ・プラソエトリ(タイ)に3回TKO勝ちしている。

 叶夢は「デビュー戦が終わって、フィジカルとともに、長いラウンドをしっかり見せる戦い方も練習してきた。一方で、倒せるタイミングがあれば倒したい」と意欲。メインイベントでタイトルに挑む兄には「しっかりいい勝ち方をしてつなげるから」と約束しているといい「見ているファンや周りの方に驚きを与えられるような試合をしたい」と目を輝かせた。

 ◇「Lemino BOXING フェニックスバトル162」全対戦カード

 ▽東洋太平洋ライトフライ級王座決定戦10回戦

片岡雷斗(大橋、2勝2KO)―アルアル・アンダレス(フィリピン、18勝8KO2敗3分け)

 ▽東洋太平洋&日本フライ級タイトルマッチ10回戦

王者・野上翔(RK蒲田、8勝4KO)―田中将吾(大橋、5勝3KO1分け)

 ▽54・0キロ契約8回戦

坂井優太(大橋、8勝7KO)―ペッチ・ソー・チットパッタナ(タイ、81勝54KO2敗)

 ▽東洋太平洋スーパーバンタム級タイトルマッチ10回戦

王者・石井渡士也(RE:BOOT、11勝8KO2敗2分け)―二瓶竜弥(DANGAN郡山、13勝4KO3敗2分け)

 ▽WBOアジアパシフィック・フライ級タイトルマッチ10回戦

王者・富岡浩介(RE:BOOT、11勝8KO4敗1分け)―佐野篤希(伴流、9勝4KO)

 ▽6回戦

片岡叶夢(大橋、1勝1KO)―ジャクパン・サントン(タイ、17勝13KO14敗)

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