巨人から育成ドラフト4位で指名されたマツゲン箕島の松田陸斗内野手(24)が30日、和歌山・有田市内で榑松スカウトディレクター、岸スカウトから指名あいさつを受けた。50メートル走5秒8の俊足を誇り、内外野を起用にこなすユーティリティープレーヤー。

「キャンプから足と守備でアピールしたい。支配下登録されて、1軍でチャンスをもらえるように。後々はレギュラーになれるように」と目標を掲げた。

 普段は和歌山県内のスーパー「マツゲン海南日方店」で午前7時から12時まで勤務。総菜部門で唐揚げやコロッケ、串カツ、トンカツなど揚げ物の調理担当を務めている。退勤後は球場に移動し、14時から18時前まで練習。「働く場所をマツゲンさんに提供していただいていて、しっかり野球をやる時間も与えていただいているので、感謝しています。他の環境ではなかなか感じられないような仕事も一緒にパートさんたちとやって、現場での大変さも知りながら野球もできる。なかなか経験できないこと」。日々のハードスケジュールを乗り越え、プロへの切符をつかんだ。

 今季の巨人は入団2年目の浦田が36盗塁をマークし、打率2割7分1厘で二塁手としてレギュラーに定着。同じく俊足の宇都宮もシーズン中に支配下登録された。

「チームに必要とされる選手になるために、自分に必要とされるところを突き詰めてやりたい。代走からレギュラーを勝ち取れる選手になりたい」。育成からはい上がり、夢をかなえる。

 ◆松田 陸斗(まつだ・りくと)2001年12月11日、鳥取生まれ。24歳。米子松蔭では2年秋から内野のレギュラーを務め3年夏は県8強。阪南大を経てマツゲン箕島硬式野球部では入団1年目から正遊撃手。現在はチーム事情で外野手を務める。50メートル走5秒8。175センチ、74キロ。右投左打。

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