◆全日本大学駅伝(1日、名古屋市熱田神宮西門前スタート~三重・伊勢市伊勢神宮内宮宇治橋前ゴール=8区間106・8キロ)

 今季初戦の出雲駅伝(10月12日)で、まさかの関東勢最下位の11位に終わった青学大は伊勢路で巻き返しを図る。原晋監督(59)は3大駅伝前の恒例として「やるぜ大作戦」を発令。

「出雲駅伝ではまさかの結果となりましたが、青山学院大学はこのまま終わりません。優勝を目指します。出雲で関東勢最下位のチームが何を言っているんだ、と思う方もたくさんいるでしょうけど、全日本大学駅伝では『やるぜ』という強い気持ちを持って臨みます。名付けて『やるぜ大作戦』です」。原監督は声高々に宣言した。

 青学大は、ぎりぎりの8人だけで現地入り。前日の最終調整で、8区(19・7キロ)の鳥井健太(4年)が一瞬、足を滑らせ、原監督をヒヤリとさせた。「(選手寮がある東京の)町田から中村海斗キャプテン(4年)を呼ばなければいけないか、と思ったけど、鳥井に全く問題なく良かったですよ」と笑顔で話した。

 流れを決める1区(9・5キロ)は2年連続で榲山一颯(すぎやま・いぶき、2年)が担う。昨年は区間12位ながら区間賞とは8秒差で踏ん張った。1年前の経験を生かして先陣を務める。

 2区(11・1キロ)は原監督が「駅伝男」と呼び、勝負強い石川浩輝(2年)が走る。

 序盤の重要区間の3区(11・9キロ)には学生3大駅伝デビュー戦となる松田煌希(3年)が出場する。3年目にして待望の3大駅伝デビューとなる松田煌希は「待ち望んだレースです。落ち着いて、自分の力を発揮したい。目標は区間3位以内です。先頭、あるいは先頭に近い位置でタスキをつなぎたい」と充実感あふれる表情で話した。

 昨季までの大エースだった黒田朝日(22)=現GMOインターネットグループ=の弟・然(3年)が4区(11・8キロ)。2年前も4区登録されたが当日変更で兄の朝日に交代。その兄は区間新記録をマークした。「2年前は当日変更が前提で、4区を走る可能性は全くありませんでした。それから2年たって、メンバーになれました。チームのためにしっかり走りたい」と然は、宿命の区間への意気込みを明かした。

 5区(12・4キロ)は主力のひとりの小河原陽琉(3年)。

6区(12・8キロ)は前回、区間賞の飯田翔大(かいと、3年)が切り札として出陣する。

 エース区間の7区(17・6キロ)は平松享祐(4年)、最長の最終8区(19・7キロ)は鳥井健太(4年)が登録された。終盤の長丁場は最上級生に託された。

 全日本大学駅伝に出場する選手8人を池沢悠冬(はると)主務(4年)らマネジャーがサポート。全日本組以外の選手は、練習拠点の東京・町田市で応援しながら、第103回箱根駅伝(来年1月2、3日)に向けて地道に練習を重ねている。

 10区間217・1キロの長丁場の箱根駅伝では最近12年で9回優勝の強さを誇るが、全日本大学駅伝は7区に森田歩希、8区に梶谷瑠哉を擁した2018年を最後に栄冠から遠ざかっている。今季、箱根駅伝で4連覇&節目の10勝目を最大の目標に掲げているが、その中で伊勢路制覇を狙う。

 「昨季は出雲駅伝7位の後、全日本大学駅伝で3位となり、箱根駅伝優勝につながった。今季もホップ、ステップ、ジャンプといきたい。全日本大学駅伝は大事なレースになります」と原監督は言葉に力を込めて話した。

 青学大の全日本大学駅伝出場選手は以下の通り。

▽1区( 9・5キロ)榲山 一颯(2年)

▽2区(11・1キロ)石川 浩輝(2年)

▽3区(11・9キロ)松田 煌希(3年)

▽4区(11・8キロ)黒田  然(3年)

▽5区(12・4キロ)小河原陽琉(3年)

▽6区(12・8キロ)飯田 翔大(3年)

▽7区(17・6キロ)平松 享祐(4年)

▽8区(19・7キロ)鳥井 健太(4年)

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