TBSラジオ『ジェーン・スー 生活は踊る』は月~金の11:00~13:00生放送。
大阪のパイン株式会社が製造しているキャンディ「パインアメ」。
パインアメは昭和26年に第一号が完成。そのころの日本は、戦後の傷跡がまだ残っており、生のパイナップルはもちろん、缶詰でさえも高級食品でした。そんな時「このパイン缶の美味しさをみんなが手軽に味わうことができたらどんなにすばらしいだろう」と創業者・上田保夫さんは思いました。これがパインアメの誕生です。
今でこそトレードマークになっている真ん中の穴。当初、この穴を空ける技術がなく、穴がない「パイナップル飴」として売り出されていました。上田さんは思いました「さらに本物に近づけたい。必要なのは真ん中の穴だ」と。
そしてパインアメ第1号の誕生から2年後の昭和28年、ようやく自動穴開け機が開発されます。「穴の向こうに未来が見えた」と上田さんが思ったかどうかはわかりませんが、こうして現在もロングセラーのお菓子として愛され続けるパインアメの原型が完成したのでした。
パインアメの姉妹品パイン株式会社で販売している姉妹品や他のアメ。大人には結構懐かしいもの、「同じ会社が作っていたんだ!」とちょっと驚くようなものが20種類以上ありました。
みなさんも見たことがあるアメがあるのではないでしょうか。ちなみに現在、ファミリーマート限定などで販売されている姉妹品が「塩ライチアメ」。こちらはなくなり次第終了ということなので、気になった方はお早目にチェックしてみてください!

パイン株式会社・広報室・室長の井守真紀さんにパインアメを使ったレシピを教えていただきました。
「パインアメヨーグルト」

ヨーグルトにパインアメを入れて1日冷蔵庫に置くだけの超簡単のレシピ。たったこれだけでアメが溶けて美味しいデザートの完成です。
「パインアメパン」

食パンに砕いたパインアメとバターを載せ焼くだけの「パインアメパン」。つい罪悪感を抱いてしまいそうな菓子パンの完成です。袋に入れたままパインアメを砕いた方が飛び散らないのでオススメです。ちなみに本物のパイナップルをのっければジューシー感アップ!
ぜひ、老舗のお菓子「パインアメ」、これを機に味わってみてはいかがでしょうか!