TBSラジオ『要 潤のMagic Hour』毎週土曜17時から放送中!
今月のゲストは、真飛聖さん。
最上階10階にある 『エグゼクティブ オーシャンビュー テラス スイート 1007号室』で、東京湾を眺めながら、お話伺っています。
今週は、真飛さんの”忘れられない出演作品”についてのお話から。
最高の出会い…映画『ミッドナイトスワン』
2011年に宝塚歌劇団を退団され、テレビドラマや舞台などで活躍を続けている、真飛さん。
数々の出演作の中でも、2020年公開の映画『ミッドナイトスワン』は、今でも忘れられない作品だと、振り返りました。
映画『ミッドナイトスワン』は、監督・脚本は内田英治さん。草彅剛さんが演じる、トランスジェンダーの主人公と親の愛情を知らない少女のストーリーです。真飛さんが演じたのは、その少女が通っているバレエスクールの先生でした。
日本アカデミー賞で最優秀作品賞の受賞をはじめ、国内外でさまざまな賞を受賞された作品でもあります。
真飛「内田監督とご一緒するのは、この時が初めてでした。
バレエの先生役ということで、最初は自分の中で頭でっかちになって、“こうしなくては”と、勝手に見た目や姿勢から役を作り始めちゃったんですけど…内田監督は、特に内面重視なので。何となく、キレイな雰囲気を作ってしまった私がイヤだったそうで、バレエの先生だって背中を丸めていることだってあるし、人間臭さが欲しい、と。
(撮影ではOKが出ずに)何テイクも重ねてしまって…。『一旦セリフ忘れて』『今感じたように言ってみて』って言われて、テンパりました。その撮影で、監督に『その芝居は嫌だ』とはっきり言われたことで、自分が外堀ばかりの役作りをしたことに気がつきました。
要「ターニングポイントになったんですね」
真飛「そうですね。自分が出演しているのに、こんなに号泣した作品って今まで無いです。」
要「主演を務めた草彅さんとは、いかがでしたか?」
真飛「私は、草彅さんは憑依型だと思っているんです。撮影では、歩き方も動きも色っぽいんですけど、カットがかかると普段に戻るんです。最初にご一緒した時から、その自然なところが変わらないので、すごく心強かったです。」
要「出演したすべての作品が大切なんですけど、監督や役者さん、全てが揃った!っていう瞬間がある作品ってなかなか出会えないですよね。5年とか、10年に1回、って言う人もいるくらい。」
真飛「本当にそう思います!こうして作品の一員になれたのは誇りで、これからの俳優人生の中で、すごく意味のある重要な作品だと思います。本当にありがたい出会いでした!」
公開から3年が経ち、動画配信サイトなどで観ることもできますが、現在、都内・日比谷の劇場でも再上映中!(毎週水曜日のみ)何度も劇場で鑑賞する = “追いスワン”をするリピーターが多いのだとか。
来年2月公開予定!内田監督最新作『マッチング』
そんなターニングポイントとなった出演作品、映画『ミッドナイトスワン』で監督を務めた内田英治さんの最新作『マッチング』は来年2月公開予定。
マッチングアプリによる出会いから始まる“恐怖"を描いた、予測不可能なサスペンスストーリーです。
要「え!主演の土屋太鳳ちゃんが、いい男の人と出会うって話じゃないですね?!」
近藤「真飛さんは、どういった役なんですか?」
真飛「私は刑事なので」
要「え!刑事?!事件起こっちゃってる!」
真飛「どういうことになるのか…深くは言えないので、お楽しみに(笑)」
内田監督の撮影現場では、キャラクター達のリアルな会話を求めるため、その時々でセリフがどんどん変更されていくそう。
真飛さんも最初は戸惑ったそうですが、内田監督と4度目となった今作では、事前の心構えをしてから撮影に挑めた、とのこと。

無趣味な2人…興味があることを絞り出す!
ここで、真飛さんから要潤に質問!“無趣味だという、要さんが最近興味があることは?”
近藤「要さん、最大級に眉間にシワよってますよ(笑)」
要「…ん~。コーヒーを淹れること!テレビ番組でもやりました!豆を挽くミルが好きなんですよね。ちょっとお高いミルに出会って、それでハマって趣味といえば趣味です」
真飛「その挽いた豆をフィルターに入れて、ちょっと高いところからお湯を注ぐんですか?!」
要「そうです(笑)個人的にはミルの力は大きいと思います。
真飛「その姿が似合いますね~!かっこいい!」
要「真飛さんの趣味は?」
真飛「趣味…?無いです。」
要「無いです、はナシ!僕も絞り出したんで、絞り出してください(笑)」
来週は、真飛さんの趣味のお話から伺います!お楽しみに。
OA楽曲
Love Is A Losing Game / Amy Winehouse