昼から夜へと生まれ変わる夕暮れのひと時……Magic Hour。そして、海と緑に囲まれた癒しのリゾートホテルの優雅なリラックス空間で、素敵な景色と音楽を楽しみながら、幅広いジャンルのお客様を迎え、さまざまな話題でトークする番組。
今月のゲストは、俳優の藤原紀香さん!
最上階10階にある 『エグゼクティブ オーシャンビュー テラス スイート 1007号室』で
東京湾を眺めながら、お話伺います。
今週もさらに藤原さんを掘り下げていきます!
本当に休日⁉フル稼働のスケジュールをご紹介
収録にあたり事前にアンケートにお答えいただき【とある、お休みの日のスケジュール】を教えていただきました!
・6時、起床、軽く朝食
・7時、神社など朝のお散歩
・9時、ビューティー加圧トレーニングへ その後移動
・11時、薬石浴
・12:30、マッサージ その後移動
・15時、ネイルメンテナンス その後移動
・17時、整骨院で身体と頭蓋骨の位置を治す その後移動
・18時30分、ビタミン、グルタチオンなど点滴
・20時、夜ご飯 (蒸し野菜 焼き魚 お米 お味噌汁など)簡単な和食つくる、
片づけ後、、、
・22時、お礼状書き
・午前0時、台本読んだりセリフ覚えたり、原稿チェックやアンケート作業
・深夜2時か3時、寝る
近藤:こちら注意書きとして、お休みがあれば…!とのこと。
要:ほぼほぼメンテナンスですね?!休日ですかこれ!
藤原:休日じゃないと全部できないんですよね、、、
要:逆に疲れないですか?!これ!
藤原:皆さんそうおっしゃられるんですけど、、、結構ですね私はもう充実してやりきったっていう感じで(笑)
近藤:私は11時の薬石浴っていうのが気になりました。
藤原:石が敷き詰められたミネラルいっぱいのところに入って、ものすごい汗を出すんです!サウナとは違って、サウナよりも温度が低いんですけど、ミネラルを吸収して汗を出してということで。スッキリするんです!
要:そのあと整骨院で身体と頭蓋骨の位置を治す??
藤原:人にたくさん繋ぎ目があるじゃないですか?生きているとそれが段々と緩んでくるんですって。もうね、最初にやってもらった時には電車に頭挟まったみたいな!経験は無いですけど(笑)そんな痛みかなと!(笑)
近藤:そんなに痛いんですね…!?
藤原:めちゃくちゃ痛いです!!でも慣れると昼寝しちゃうくらい(笑)
欲しかったのは俳優名鑑ならぬ…?
藤原さん、ご主人である歌舞伎俳優・片岡愛之助さんのお手伝いもされています。
藤原:この世界に入っていろいろ歌舞伎を見させていただいて、歌舞伎ってこんなに面白いんだ!って感じて。号泣してしまう作品があったり、お腹を抱えて笑っちゃうものもあって。
要:うんうん
藤原:こんなに面白いものを、もっとわかりやすく、まだ見に来たことのない人に伝えたいなと思って。全然敷居とか高くないんだよ、正装とかじゃなくて、全然ジーパンとかでも良いんだよって。メールやLINEでお知らせを送ったり、見どころや事前の知識をお知らせしたりしてますね
要:前情報…!すごいな~!
藤原:あとは、初日とかは劇場でお迎えとかしています!
要:普通にたっているんですか?藤原紀香が劇場に行ったら!
藤原:いますね(笑)
要:歌舞伎に関しては、結婚してから色々学んだってことですか?
藤原:そうですね、、、一番わかんなかったことはですね、歌舞伎役者の先輩方の名前を覚えようと思って。俳優名鑑を熟読して、顔・お名前と覚えまして、楽屋にあいさつに行くときもわかるようにしていったんですけど……その方々の奥さんのお顔がわからなかった!
要:たしかに…!だって載ってないもん名鑑に!!
藤原:はい!本当に!奥様の名鑑が本当に欲しかった!(笑)

囲碁盤のクボミの意味とは?
歌舞伎というこれまでに知らなかった世界に触れたことで、改めて学ぶことがとても多く、同時にそれがとても楽しかったと振り返っていました。
藤原:知らない言葉もいっぱいありましたしね。『我妻は~』って言っていて。“なんで男の人にむかって妻?”と思っていたら、昔は男の人も、大事な人のことを妻って言ってたとか、全然知らなかったので。
要:『へぇー!』ボタンを押しまくり!(笑)
藤原:囲碁とかの盤で、、侍同士が囲碁をしていて、そこでワーっと入ってきて囲碁をひっくり返してしまった人は打ち首になって、その首をどこに置くか。。。囲碁盤の後ろにあるクボミに乗せる、、、
近藤・要:えぇー!?!?
藤原:そのために、囲碁盤の後ろってくり抜かれてるんですよって。教えてもらってえぇ~!?って(笑)声が出ちゃいますよね(笑)
要:生首を乗せるために…!?
藤原:だからね、教科書や歴史の本に書いていないことを教えてもらえるので。皆さんもし歌舞伎を見に来てくださったかた、、、ぜひ!イヤホンガイドも聞いてみてください!あれ、半分生で押してるんですよ。役者さんの芝居に合わせてセンテンスをポチっと。
要:押す人がいるんですか!
藤原:そうなんです、芝居が止まったらちゃんと止まるんですよ。これも面白いのでね、ぜひ!

『やらないより、やるほうが良い』
藤原さんのベースになっている活動の一つがNPO。きっかけは、2002年、アフガニスタンに渡航したことでした。
藤原:現地に行って、いろいろなことを知って。自分が日本に帰ってきて、何ができるんだろうと考えたとき…たくさん写真を撮ってきたんです。
要:うんうん
藤原:その団体自体は、一度解散してしまったんですけど。活動を続けませんか?って言われたとき、続けます!と答えて。そこからここまでずっとやってきましたね。でも、一人でやっているんじゃなくて、写真展を見に来てくださった方の入場料と、自分たちの寄付を出して学校を作ったりしていたので。いろいろなチャレンジがあるけれど、私は教育かなと思って、続けていますね。
近藤:様々な国を訪れてると思うんですが、特に印象に残っている国はありますか?
藤原:保健衛生事業をやっていて、赤十字さんと一緒にバングラデシュに行ったんですけど、取材している時にある日本人の看護師さんに出会いまして。その方、何年もいらっしゃるそうで。“気候も文化も食べ物も違って、大変なこといっぱいあるでしょ?”っていう話をしたら、『この国の言葉で“ありがとう”と聞くと、なんかまた帰りたくなくなるんだよね~』って。
要・近藤:へえー…!
藤原:私その時、俳優として、華やかな世界にいるのにボランティアとかチャリティーとか、売名行為ですか?っていろいろなことを言われて、心に矢が刺さっていた頃だったんですけど。

(TBSラジオ『要 潤のMagic Hour』より抜粋)