シチリア島の東部に、ゆるい富士山のような形をした山があります。その名はエトナ山。
火山界の重鎮、エトナ山
エトナ山から煙がたなびく様は、リゾート地タオルミーナからも見えます。遺跡との組み合わせが原始的な光景で絵になります。
成層火山の中で、世界トップクラスの活動量で知られるエトナ山。今も年に数回噴火している、現役バリバリです。その歴史は古く、2700年以上も噴火が記録され続けているそうです。これは世界最長記録になります。
エトナ山トレッキング
(c)Shio Narumi
冬はスキーができるというエトナ山、夏場はトレッキングで楽しみます。
溶岩が固まったところなど、富士山や伊豆大島の裏砂漠と似た雰囲気があります。
(c)Shio Narumi
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筆者がトレッキングをしたのは7月。容赦ない日差しが、道のりをとても長いものに感じさせます。
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エトナ山には250ほどの洞窟があります。中に入るとひんやりとして、まさにオアシス。上にぽっかりと穴が開き、光が降り注ぐ洞窟。何かが起こりそうな神秘的なところでした。
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鍾乳洞のようなところも。
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万年氷のある洞窟もあり、その氷がシャーベットの発祥と言われているそうですよ。
エトナ山に行くなら、噴火口のある標高2,920mのあたりまでは、タオルミーナやカターニアからツアーが出ています。地元のガイドがいれば、さらに上に行けるようです。
自力でも噴火口まではバスやロープウェーで行けますが、地元の人と行動したいです。だって、こんなのに遭遇したら、恐ろしいですからね。
噴火がよくあることのせいか、そこまで恐ろしいと認識されていないようで、見に行く人が多いらしいです。
タオルミーナやカターニアからのバスツアーは日本語で検索しても色々ヒットします。日本語ガイドのツアーはなさそうですが、英語の日帰りのものは40ユーロ(約5179円/2018年7月30日現在)前後で楽しめます。ただ、現地では自由行動のようなツアーもあるので、ツアー内容をよく読み、ガイド付きのものを選ぶのが安心です。
参考
[イタリア政府観光局]
[TBS世界遺産]
[BBC]
[Photos by shutterstock.com]



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