乗車中の事故はいつ起きるか予想もつかない。このほどタイで、タクシーに乗っていた女性が車内でメイク中にとんでもない事故に遭ってしまった。
現地メディア『Sanook.com』『Coconuts Bangkok』をはじめ『Metro』などが伝えている。

6月12日、タイのバンコクでタクシーに乗車中の20代とみられる女性が後部座席でメイクをしていたところ、アイライナーペンシルが眼窩に突き刺さるという事故が起こった。

現地メディア『Sanook.com』によると、女性は親戚の者と一緒にプラトゥーナムに住む知り合いに会いに行く途中だったようだ。しかし交通渋滞が発生し、タクシーが前の小型トラックと軽い衝突をしてしまった。その弾みでアイライナーペンシルが女性の左目を直撃したのである。駆けつけた救急隊員はこのように話している。


「夕方5時20分頃、ディンデーン区にてタクシーの衝突事故が発生しました。衝突事故は軽いものでしたが、乗車中の女性の眼窩にペンが半分突き刺さってしまい、我々が到着した時にもかなり痛がっていました。ですが女性は意識があり、我々に何が起こったのか説明してくれました。鼻血が少し出ていたぐらいで、ほとんど出血はありませんでした。その後、ラチャウィティー病院へ搬送し、医師らが女性の左目からペンシルを除去しました。」

幸いにもペンシルは眼球に突き刺さっていなかったため、女性の視力が失われることはないという。女性は翌朝にはうっすらと目を開けることができたようで、近いうちに回復するとみられている。


救急隊員のタナボディー・サボディさん(Thanabodee Sabbodi)は「今回は考えられないような事故が起きてしまいました。非常に稀な件ではありますが、私たちは常に予想外の出来事に対して対応できるように準備しなければなりません。走行中は事故が全く起こらないとは限らないので、車内でメイクをする際には十分に注意して頂きたい」と警告した。

このニュースを知った人からは「これは痛そう…」「わかった。車内で絶対にアイメイクしない。女性が早く回復しますように」「女性がメイクをしながら運転している光景をよく見るよ。
あれは絶対に危険。事故になったら自分だけじゃなく他人を巻き込むんだから」「メイクって家を出る前にするものじゃないのか?」「この事故が他の人たちへの大きな注意喚起になるといいけど」といった声があがっている。

画像は『Metro 2018年6月13日付「Woman stabs herself with eyeliner stick while doing make-up in the car」(Picture: Viral Press)』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 エリス鈴子)