「10代の頃から薬物に溺れていた」と告白し大々的に報じられたほか、2015年には英国のホテルで大暴れし「多額の被害を出した」とも伝えられたトム・ハンクスの愛息チェット・ハンクス。しかし彼は激動の思春期・青年期を経て父親となり、すっかり落ち着いた今は「来年公開予定の映画で父トムと一緒に働くことも決まっている」という。


トム・ハンクス&リタ・ウィルソンの息子チェットは、荒れた青年期を経て恋人ティファニーさん(Tiffany Miles)との間にできた女の子のパパになった。赤ちゃんの誕生はトムとリタにとっても大変嬉しい出来事だったらしく、チェットは『Entertainment Tonight』の取材に応じ、こう語っている。

「両親ともに、祖父母であるってことがたまらなく嬉しいんだ。そして両親のお祖父ちゃん、お祖母ちゃんぶりを見られるのも嬉しいね。僕も祖父母とはすごく仲が良かったんだ。そして今度は僕の娘が同じことを経験できるんだから。
両親にはしょっちゅう『子守りをしようか?』って言われるよ。」

そんなチェットは何年ものあいだ薬物を乱用していたことで知られるが、自分が「父親になる」と知ったことを機に彼は更生を決意。「もう十分だ。ムーブオンしなくちゃ。そういうモチベーションができたってことさ」というチェットは、「へたをしたら、今頃死んでいたかムショ暮らしになっていただろう」とも述べている。

またチェットをどんな時も信じて支えたのは愛情深い両親(トムとリタ)だったと言い、その点についてもチェットは「本当に幸運に思っている」と明かした。

正義感が強く、謙虚で優しいトムおじいちゃん、前向きで明るいリタおばあちゃん、良き親になるべく薬物乱用を止め更生したパパと命がけで出産してくれたママ―そんな赤ちゃんが家族の愛情に包まれ、人の心に寄り添える優しい女の子に育つことだろう。


なおチェットは父トムと第二次世界大戦がテーマの映画で一緒に仕事をすることになったといい、今のところ2019年に公開予定だという。
(TechinsightJapan編集部 ケイ小原)