このほどアメリカで、血液のがんである白血病と闘い続けた少年がついにがんに打ち勝ち、治療薬を終える瞬間を捉えた動画が話題になっている。最後の治療薬を服用する直前に少年は、感極まり大粒の涙を流していた。
『The Sun』『6abc Action News』などが伝えた。

米オクラホマ州ノーマンに住むスティーブン・コッターさん(Steven Cotter)と妻のアシュリーさん(Ashley)には2人の育ち盛りの息子がいる。しかし父親のスティーブンさんと同じ名前を持つ9歳の長男、スティーブン君が3年前に急性リンパ性白血病を発症した。

スティーブン君は3年間この病気と闘うため、病院での化学療法に加え輸血などの治療を受け、度々入院生活を強いられてきた。たくさんの治療薬も服用しなければならなかった。

そして今月14日、母親のアシュリーさんのFacebookに病気を克服したスティーブン君の最後の治療薬を終える瞬間の動画が投稿された。


動画には、空になった治療薬のケースが無数に置かれたテーブルの席に座るスティーブン君が捉えられており、最後の治療薬を目の前にして頭を抱えながら涙をじっと堪えているようにも見えた。しかし今までのことが脳裏をよぎったのか、ついには顔をくしゃくしゃにしながら嗚咽とともに大粒の嬉し涙を流した。

そしてアシュリーさんの「用意はいい?」という声とともに、スティーブン君は最後の治療薬を口に入れた。その瞬間に笑顔を見せ、弟がスティーブン君にハグし、続いて父親のスティーブンさんが力強く息子を抱きしめた。

スティーブン君の動画には友人知人のほか、感動を受けた多くの人から次のようなお祝いのコメントが集まった。

「なんて素敵な瞬間なの。
あなたの家族に幸せな気分をもらったわ。もう涙が止まらない。」
「リトル・スティーブン、本当によくやったわ。あなたを誇りに思う。」
「おめでとう! スティーブン、病気を克服できたあなたは本当のヒーローだわ。」

後日、アシュリーさんのFacebookにはスティーブン君が弟と一緒にお祝いのケーキを目の前にしている笑顔の写真が投稿された。そのケーキのプレートには「僕はがんに打ち勝ったぜ!!」とメッセージが書かれていた。



画像は『Ashley Cotter 2019年12月14日付Facebook「PRAISE GOD!!! Little mans VERY LAST CHEMO!!! BIG TEARS OF JOY」、2019年12月16日付Facebook「Guys my baby is going absolutely viral for kicking cancers butt!!」』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 MasumiMaher)