英時間9日、英王室離脱前の最後の公務を行ったメーガン妃を、毒舌ジャーナリストのピアース・モーガンがまたしても強く批判した。メーガン妃の姿を「チェシャ猫のようだ」と表現し、「欲しいものは全部手に入れたな」と激しく攻撃したのだ。


ヘンリー王子とメーガン妃は英時間9日、ウエストミンスター寺院で行われた「コモンウェルスデー記念式典」に出席、(メグジット/英王室離脱)前最後となる公務を行った。翌10日の朝、ピアース・モーガンが司会を務める英ITVの番組『グッドモーニング・ブリテン』でこの話題を取り上げ、モーガン自ら「ヘンリー王子夫妻は王室に不和を生じさせ、英国民から敬意を得ることに失敗している」と語った。

モーガンは、寺院内でのウィリアム王子ヘンリー王子の間には冷ややかな緊張感があったことが明白だと言い、「息子達が会話できないなんて、ダイアナ妃が知ったらどう思うだろう?」と述べた。

寺院で着席した際にウィリアム王子夫妻とヘンリー王子夫妻が話す姿は見られなかったものの、メーガン妃の隣に座ったエドワード王子はヘンリー王子夫妻と進んで会話を交わしており、モーガンはその行動を称賛した。

「キャサリン妃はメーガン妃をほとんど見ることはなかった。エドワード王子は故コフィ・アナン(人種差別や社会排除と戦った元国連事務総長)のようだったな。」

そしてモーガンの批判は、最後の公務を行ったメーガン妃へと浴びせられた。


「ヘンリー王子夫妻は、エリザベス女王へ頭ごなしに命令をしているんだ。」
「2人が大丈夫かって? 大丈夫に決まっている。彼らはハリウッドへ行き、大スターになるんだから。」
「だけど、女王は大丈夫じゃないと思う。孫達が交戦中なんだから。」
「人々は可哀そうなメーガン妃は大丈夫かって聞くが、どう見ても大丈夫だ。彼女はここ最近、チェシャ猫みたいだ。彼女は欲しいもの全てを手に入れたからな。」

チェシャ猫とは『不思議の国のアリス』に登場する、常にニヤニヤ笑ういたずら好きの猫だ。知的だがアリスをトラブルに巻き込んだりすることで知られている。


さらにヘンリー王子夫妻が息子のアーチー君を連れてこなかったのかという質問に対して、モーガンは「彼らは批判されるのが嫌なんだ」と斬り捨てた。

「彼らは支持と尊敬を得なければならないのに、争いの種を蒔いているように思える。彼らは批判されるのが嫌だ。僕はそれはもっともなことだと思うんだが。メディアは非難に値することがあったから非難した。その前は彼らに対してポジティブだったんだ。」

またモーガンは、メーガン妃をかつて6人の王妃と結婚し離婚のために英国国教会を設立したテューダー朝の王ヘンリー8世の時代にたとえた。
ヘンリー8世は妻や家臣らを斬首刑にしている。

「メーガンが行く場所では、別れが生じる。彼女は家族や父親と別れた。ウィリアムをヘンリーから別れさせた。友達とも別れた。」
「彼女は、かつてのヘンリー8世の時代のようだ。頭から切り離している。」

これまでもメーガン妃に対する容赦ない批判を繰り返してきたピアース・モーガンだが、最後の公務となってもその怒りの炎は静まるどころか一層燃え上っている。
モーガンをして「欲しいものをすべて手に入れた」メーガン妃が今後、王室を離れてどのような活動を行っていくのか。いずれにしてもピアース・モーガンのメーガン妃追撃は速度と激しさを増していきそうだ。

画像は『The Duke and Duchess of Sussex 2020年3月9日付Instagram「This afternoon, The Duke and Duchess of Sussex attended the annual Commonwealth Service at Westminster Abbey on Commonwealth Day, alongside Her Majesty The Queen and Members of The Royal Family.」』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 寺前郁美)