米テキサス州出身のヘザー・ラングレーさん(Heather Langley、39)とパートナーのプリシラ・ロドリゲスさん(Priscilla Rodriguez、35)は3歳の娘ソーヤーちゃん(Sawyer)を育てており、2人目の子どもが欲しいと考えていた。
同性カップルの2人は、ソーヤーちゃんの時と同様に人工授精による妊娠を選んだ。「上手くいくかどうか心配でしたが、1回目で妊娠することができたんです。
待望の妊娠が発覚し喜んだ2人だったが、妊娠6週の時に五つ子だったことが発覚した。当初、診察した医師は四つ子だと思っていたそうだが、のちに5人目も見つかって五つ子だと分かったという。
五つ子と発覚した当時の心境について、ヘザーさんは次のように明かしている。
「最初は5人の子を一度に妊娠したことを思うと、恐怖を抱きました。さらに生んだ後のことを考えると、一気に5人の面倒を見ることができるのか、どうやって名前を付けようなど心配でパニックになりましたね。
パンデミックの影響で、プリシラさんは妊娠中の診察に付き添うことができなかった。五つ子を授かったとメッセージで受け取ったプリシラさんも「お願いだから冗談だと言って」と返信しており、とても信じられなかったそうだ。
それでも2人は事実を受け入れ、お腹の中で成長する子ども達の誕生を心待ちにした。そして妊娠19週目の診察で、性別が分かったという。ヘザーさんは「私達は5人のうち何人かは男の子がいいなと思っていました。
それもそのはずで、五つ子が全員女の子というのは、健康に生まれればアメリカ史上2例目という大変珍しい事例だったのだ。
五つ子ということで通常よりも早い出産になりそうだったが、お腹の子たちの成長が不十分だと判断した医師は、妊娠28週に入ったヘザーさんに胎児の成長を促すための投薬を行った。しかし投薬から2日でヘザーさんの身体は出産態勢に入ってしまった。
そして緊急帝王切開により、3分で5人の子全員が取り上げられた。しかし出産予定日は11月2日で、ヘザーさんが出産したのは8月と早産だったため、五つ子は最初の3か月を病院で過ごしたという。
ハドリー(Hadley)、リーガン(Reagan)、ザリア(Zariah)、ジラ(Zylah)、ジョスリン(Jocelyn)の五つ子を自宅に迎えたヘザーさんは、次のように苦労と喜びを話している。
「本当に忙しいし疲れてしまい、頭がおかしくなりそうです。でも長女のソーヤーが、妹たちを自分の子どものように可愛がってくれるのです。」
「私達の住む町の人はみんな五つ子のことを知っていて、珍しい五つ子の誕生を喜んでいます。他の人に五つ子のことを伝えた時の反応を見るのは本当に楽しいですね。
「6人の子ども達の母親であることは、本当に最高です。常に女の子たちに囲まれ、これ以上幸せなことはありません。」
画像は『The Sun 2021年1月26日付「HIGH FIVE We wanted just one more baby to complete our family - then fell pregnant with all-girl quintuplets」(Credit: Caters News Agency)』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 iruy)