このほどアメリカで誕生日が異なる双子の赤ちゃんが誕生した。2021年の終わりから2022年にかけて15分差で生まれた2人は、今後別々の年にそれぞれの誕生日を迎えることになる。
日付を跨いで双子が誕生することは非常に珍しく、その確率は200万組に1組と言われているそうだ。『The Daily Star』『New York Post』などが伝えている。

米カリフォルニア州在住のファティマ・マドリガルさん(Fatima Madrigal)は、同州サリナスにある「ナティビダッドメディカルセンター(Natividad Medical Center)」で双子の赤ちゃんを出産した。年末年始にかけて15分差で誕生した2人は、驚くことに別々の年に生まれてきたのだ。

2021年12月31日午後11時45分に体重6.1ポンド(2766グラム)で兄のアルフレッド君(Alfredo)が、そして15分後の2022年1月1日0時に体重5.14ポンド(2331グラム)で妹のアイリンちゃん(Aylin)が誕生した。

母親のファティマさんは「双子なのに誕生日が違うなんて何だかおかしくて信じられません。
午前0時を回ってから娘が生まれたことには驚きましたが、とても嬉しかったです」と心境を明かした。

また主治医であるアナ・アブリル・アリアス医師(Dr. Ana Abril Arias)は、今回の出産についてこのように述べている。

「医師としてのキャリアのなかで最も記憶に残る出産です。2021年から2022年にかけて小さな2つの命を無事にこの世に迎えられたこと、そのお手伝いができて本当に嬉しく思っています。素晴らしい一年のはじまりです。」

ファティマさんと夫のロバート・トルヒーリョさん(Robert Trujillo)の間にはすでに女児2人と男児1人がおり、まもなく退院予定のアルフレッド君とアイリンちゃんに会うことを心待ちにしているという。

なおアメリカ疾病予防管理センターによると、米国内では年間約12万人の双子が誕生しており、全出生数の3%以上を占めているそうだ。
しかし誕生日が異なる双子は非常に珍しく、その確率は200万組に1組と言われている。

このたびの新年の明るいニュースには、双子の誕生を祝福する声が多数あがっている。

「双子の赤ちゃんとご家族のみなさん、おめでとうございます。これは永遠に残る素晴らしいストーリーです。」
「かわいいベビーたち、この世界にようこそ!」
「2人は神様からの贈り物ですね。ご加護がありますように。」
「なんて素晴らしいの。感動で胸がいっぱい。」
「とってもかわいい赤ちゃんたち。
おめでとうございます。これからが楽しみですね。」
「とても可愛い。赤ちゃんとお母さんが素晴らしい2022年を過ごせるよう祈っています。」

画像は『The Daily Star 2022年1月3日付「Twins born around midnight on NYD have different birthdays in separate years」(Image: Natividad Medical Center)』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 上川華子)