柴原瑛菜、ブレークポイントを与えず快勝!日本が先勝


女子国別対抗戦「ビリー・ジーン・キング・カップ by Gainbridge」(BJK杯)ファイナル予選 グループAの日本対ルーマニア(東京・有明コロシアム)が4月12日に行われ、シングルス第1試合で柴原瑛菜(橋本総業ホールディングス/世界ランク136位)がミリアム・ブルガル(同211位)を7-5,6-2で下し、日本が先勝した。

【動画】柴原瑛菜、ドロップ&ロブショットの鮮やかなコンボ

計18か国が参加するファイナル予選は、3か国ずつの計6つのグループに分けられ、総当たり戦が行われる。
シングルス2試合、ダブルス1試合で2勝した国の勝利となる。グループ1位の国はファイナル(中国・深圳/日程未定)に進出し、グループ2位、3位の国はプレーオフ(開催地未定/11月)に進む。

グループAでは、昨年のBJK杯ファイナル(スペイン・マラガ)ではベスト8だった日本とカナダ、ルーマニアの3か国が争う。

杉山愛監督率いる日本は、内島萌夏(安藤証券/同51位)や伊藤あおい(SBCメディカルグループ/同104位)、柴原、青山修子(近藤乳業/ダブルス同55位)、穂積絵莉(日本住宅ローン/ダブルス同51位)の5名を選出。大会2日目の12日には日本とルーマニアが対戦した。

シングルス第1試合では、日本の柴原瑛菜(橋本総業ホールディングス/世界ランク136位)とルーマニアのミリアム・ブルガル(ルーマニア/同211位)が対戦。第1セット、互いに一歩も譲らずに拮抗した戦いが終盤まで続く。それでもセット終盤にはリターンゲームでプレッシャーをかけ続けると、第12ゲームで0-40のチャンスを作り、最後はドロップショットを決めて値千金のブレークに成功。7-5で柴原がセットを取り切った。

第2セットでもテンポよくサービスキープしていくと、ストローク戦で思い切りよくラケットを振り抜いて第4ゲームでブレーク。第8ゲームでもブルガルのサービスゲームを破って、チャンスを与えることなく6-2とストレート勝ちを収めた。

オンコート・インタビューで柴原は、「最初は緊張感もあった。
でも皆さんのエナジーのおかげでいいプレーもできて、勝利できて本当にうれしい」とコメント。「(日本チームの最初の試合ということもあり)プレッシャーはあったけど、すごくいい調整の練習をしてきて、チームのためにポイントを取るというゴールがあったので、それができて良かった」と胸をなでおろした。

第2試合では、日本が内島、ルーマニアがアンカ・トドニ(同88位)が対戦する。

今大会は、男子のATPツアーや男子国別対抗戦「デビスカップ ファイナル予選1回戦 日本対イギリス」を配信しているU-NEXTが独占ライブ配信している。
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