つくばエクスプレス【駅ぶら】070 流山おおたかの森駅 その...の画像はこちら >>

※2025年11月撮影

トップ画像は、流山市下花輪739の神明宮石段。

晴天ですが鬱蒼と樹木が茂っていて、神明宮は「昼なお暗い」という言葉通りでした。

ネット上には「境内が暗くて怖いので一人では行けない」と書いている方がいました。

石段を上がると境内はさらに暗く、確かに些か不気味です。一の鳥居の手前、右に庚申塔が列んでいます。

つくばエクスプレス【駅ぶら】070 流山おおたかの森駅 その12 下花輪 神明宮
※2025年11月撮影

一か所、太陽が当たっているのでコントラストが強過ぎます。

つくばエクスプレス【駅ぶら】070 流山おおたかの森駅 その12 下花輪 神明宮
※2025年11月撮影

「流山100か所めぐり㊳神明宮」がありました。

つくばエクスプレス【駅ぶら】070 流山おおたかの森駅 その12 下花輪 神明宮
※2025年11月撮影

内容は「創建は不詳。江戸時代の石造物がある下花輪(しもはなわ)の神明神社。祭神は大日霊貴命(おおひるめむちのみこと)。境内には、板碑型十九夜塔、庚申塔などの石造物がある。」

大日霊貴命(おおひるめむちのみこと)は、一般的には伊勢神宮に祀られている「天照大御神(あまてらすおおみかみ)」女神様です。

しかし、太陽の神様の神社が、昼なお暗いのは、不思議。

8基の石塔、全て庚申塔かな・・・。

つくばエクスプレス【駅ぶら】070 流山おおたかの森駅 その12 下花輪 神明宮
※2025年11月撮影

左端は、庚申と刻まれているので庚申塔です。

つくばエクスプレス【駅ぶら】070 流山おおたかの森駅 その12 下花輪 神明宮
※2025年11月撮影

高さは118cm。上部に日と月。右面に天保十年とあるので、1839年。土台の石には「三拾 三人 講中」と読めます。

その右も庚申と彫られています。上部に日と月。下部に三猿。右面には嘉永五年とあり、1852年です。

不明の石塔を挟んで一番右に青面金剛像の彫られている庚申塔。上部には種子ウーンと日・月。元禄十一年の紀年銘があるので1698年。327年前です。

さらに右の4基。

つくばエクスプレス【駅ぶら】070 流山おおたかの森駅 その12 下花輪 神明宮
※2025年11月撮影

左端は、貞享四年、1687年の庚申塔。高さ163cm。

その右は「流山100か所めぐり㊳神明宮」に「板碑型十九夜塔」と書かれていたものと思われます。しかし三猿が刻まれていて流山市立博物館の『流山庚申塔探訪』でも「庚申塔ではないが庚申信仰の要素がある石造物」に分類されています。(No.341)

その右、一番小さな(高さ98cm)の庚申と文字の刻まれた塔。右面に文政四年、1821年です。

右端の太陽が当たって三猿が見えないのは、青面金剛という文字が刻まれた庚申塔。高さは115cm。文政十年の紀年銘なので1827年。

薄暗い境内ですが庚申塔が傷まない為には、良いのかもしれません。7基の庚申塔がありました。

つくばエクスプレス【駅ぶら】070 流山おおたかの森駅 その12 下花輪 神明宮
※2025年11月撮影

この一の鳥居、流山市立博物館の『流山庚申塔探訪』に「鳥居だが庚申信仰の願文があるので、庚申塔の範疇に入れた」と出ています。No.57。享保五年、1720年と300年以上前に造立された鳥居です。

柱に「奉供養庚申講一結願衆等現当二世各願成就【以下略】」と刻まれています。鳥居は、300年以上、ここに立っているのですね。

つくばエクスプレス【駅ぶら】070 流山おおたかの森駅 その12 下花輪 神明宮
※2025年11月撮影

前回の最後に、この神社、不思議な気を感じたと書きました。正確には、気を「感じなかった」のです。

あくまでも個人的感覚ですが、ふと気がつくと「生の気(生き物の気配)」を感じなくなっていたのです。

でも、嫌な気配は無く、怖くもありませんでした。

鳥の声が聞こえず、虫たちの気配が不意になくなったのが不思議でした。

境内(神域)は、森閑と静まりかえっています。

まぁ、長居は無用かもしれないと思いました。

「駒形宮」「薬師如来」などと彫られた石祠が置かれていました。

つくばエクスプレス【駅ぶら】070 流山おおたかの森駅 その12 下花輪 神明宮
※2025年11月撮影

こちらの石塔には、仏教(密教)由来の種子が刻まれています。

つくばエクスプレス【駅ぶら】070 流山おおたかの森駅 その12 下花輪 神明宮
※2025年11月撮影

天照大御神に久しぶりにご挨拶しました。

つくばエクスプレス【駅ぶら】070 流山おおたかの森駅 その12 下花輪 神明宮
※2025年11月撮影

理由は分かりませんが、この後「生の気」が急に境内に戻ってきました。感覚的に言えば気温が急に2~3℃上がった感じです。

つくばエクスプレス【駅ぶら】070 流山おおたかの森駅 その12 下花輪 神明宮
※2025年11月撮影

鳥たちの声を聞きながら石段を下りました。

何だか妙にスッキリして、心身共に浄化された感じです。

足下を見たら馬頭観音がありました。

かろうじて明治という文字が読めます。

つくばエクスプレス【駅ぶら】070 流山おおたかの森駅 その12 下花輪 神明宮
※2025年11月撮影

下花輪神明宮、清浄な気に満ちていました。

次の庚申塔を目指します。

(写真・文/住田至朗)

※参照資料
首都圏新都市鉄道株式会社 会社要覧2024
るるぶ情報板関東31 つくばエクスプレス JTBパブリシング 2025年5月1日
つくばエクスプレス沿線アルバム 生田誠 山田亮 アルファベータブックス 2023年8月5日
つくばスタイル No.12 枻出版 2011年4月10日
つくばエクスプレス 最強のまちづくり 塚本一也 創英社 2014年10月23日 他

流山市の庚申塔については 流山市立博物館調査研究報告書『流山庚申塔探訪』流山市教育委員会発行を参照しています

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