◆第108回全国高校野球選手権神奈川大会▽4回戦 横浜8―1東海大相模=8回コールド=(16日・サーティーフォー保土ケ谷)
神奈川では県勢初の4季連続甲子園出場を狙う横浜が、東海大相模を8回コールドで下し、県内での連勝を35に伸ばした。9日の2回戦で左足首に打球を受けて負傷交代した、最速154キロの今秋ドラフト1位候補右腕・織田翔希投手が復帰して最速153キロを計測。
球場を満たす熱気を力に変えて、横浜・織田の剛球がうなりを上げた。8回2死一塁。最後は151キロの直球でバットに空を切らせ、東海大相模を8回コールドで下した。2回戦で左足首に打球を受け、負傷降板してから1週間。8回2死から復帰登板に臨むと、最速153キロと負傷の影響を全く感じさせない球威で圧倒し「相模さんとの試合を勝ち抜けたことはすごく良かった。(状態は)100(%)」と迷いなく言い切った。
打のヒーローが、2年前の借りを返した。この日「3番・遊撃」で先発した池田は、24年夏の神奈川大会にも1年生ながら出場。東海大相模との決勝では2点リードの8回1死二、三塁で遊撃からマウンドへ上がったが、打者4人に対して3安打を浴びて逆転を許した。「本当に手ごわくて、本当に力強いチーム。応援であったりもそうですけど、正直、恐怖というか、怖いなという印象」。
敗戦の翌日、村田浩明監督(39)からは「聖摩の物語が始まった」と激励のメッセージが届いた。やられたら、やり返す―。その思いを胸に、最後の夏へ向けて技術を磨いてきた。2年前のあの日から722日。4回戦、しかも平日では異例の1万人が集まった一戦で、初回1死一塁での中前安打を手始めに3安打1四球で4出塁、3得点の大暴れ。「もう怖くない。あの相模戦の夏の借りは、この夏の相模戦でしか返せない。それが体現できたのは自分の成長にもなる」と、晴れ晴れとした表情で汗を拭った。
これで県内35連勝。三浦学苑と対戦する18日の次戦へ向けて、「優勝しか見えてない。全戦全力というテーマに向かって、しっかりと自分が先頭に立ってやっていきたい」と主力の自覚をにじませた。










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