◆第108回全国高校野球大阪大会▽3回戦 関大北陽3―1香里丘(16日・GOSANDO南港)

 プロ注目右腕の香里丘・岡本翔斗投手(3年)が3回戦で姿を消した。NPB12球団が見守る中、この日最速は146キロ。

春の府大会準決勝で大阪桐蔭を倒した北陽打線を相手に毎回の11奪三振。キレのある直球とさまざまな変化球を使いこなし、7安打3失点で8イニングを投げきった。エース右腕は「後悔はない、自分のできることはやりきった。実力が足りないだけ」と悔しさをにじませた。

 ネット裏には12球団30人以上のスカウトが視察に。楽天の足立スカウトは「天性の才能。これからが楽しみ」と絶賛。しなやかな投球フォームにヤクルト・平岡スカウトは「一番の魅力は上半身が柔らかいこと。柔らかい人はいっぱいいるが、それを投球フォームに生かせている」と評価した。日ハム・村田スカウトは「投球のキレもある。全てにおいてレベルが高い。伸びしろがある」と今後の活躍に期待を寄せた。

 岡本は香里丘入学後、1年夏からエースナンバーを背負った。「プレッシャーもあった。それでも努力して、こんなに注目してもらって感謝しかない」。1年前は大学で楽しく野球ができればいいと考えていた公立の星が今は本気でプロを見据える。「楽しかった。最高の思い出になりました」と2年半を振り返り、涙を見せる場面もあった。「この先の野球人生まだまだ続いていく。自分の弱さを見つめ直してもっと成長していきたい」。高校最後の夏は幕を閉じたが、まだまだ進化の途中だ。

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