バルセロナのメッシ photo/Getty Images
英紙が提案する今夏の補強
バルセロナとFWリオネル・メッシは危機的な状況にあるのだろうか。先日レアル・マドリードに0-2で敗れたところから、メッシとバルセロナにはネガティブな意見が溢れている。
問題はメッシが無得点で終わったことだろう。今回のクラシコでは特に見せ場もなく、レアルの守備陣に抑え込まれてしまった。バルセロナがメッシを活かしきることが出来なかったのは明らかだ。
英『Daily Mail』もいくつか問題点をリストアップしているが、まず1つは相棒のルイス・スアレスが負傷離脱していることだ。スアレスの不在は大きく、メッシへのサポート体制が整っていない。アンス・ファティやアントワーヌ・グリーズマンも奮闘しているが、彼らとはまだ連携が完璧に構築できていない。
サイドバックの影響力も気にかかる。以前ならばダニエウ・アウベス、ジョルディ・アルバらがサイドを駆け上がり、相手の守備陣をワイドに広げる役割を担っていた。今もアルバは奮闘しているが、ネウソン・セメドやセルジ・ロベルトが担当する右サイドはやや威力に欠ける。少なくとも攻撃面においてアウベスとは比較にならない。
バルセロナが強さを維持するには、メッシが気持ちよくプレイできる環境を整えることが重要だ。そのうえで同メディアは、2つのアイディアを出している。
「バルセロナは今夏にもう1度ネイマールの獲得にトライするか、メッシとアルゼンチン代表でチームメイトとなっているラウタロ・マルティネスを獲得する必要がある」
2つとも簡単に達成できるアイディアではないが、同メディアが提案したのはこの2つだ。ネイマールの復帰が実現すれば、スアレスと合わせてMSNが復活する。このサッカー史上最強とも言われるトリオ復活はメッシにとってもメリットが大きいだろう。
マルティネスはスアレスの後継者候補ともなるはずで、こちらも悪い選択肢ではない。どちらも高額な移籍金が必要だが、メッシへのサポート体制を強化するためには必要な補強なのかもしれない。
先日スアレスは、メッシを残留させるためには競争力あるチームを作らなければならないとの認識を示していた。今夏にはメッシを満足させるだけの補強を行う必要がありそうだが、バルセロナはどうチームを変えていく考えなのか。
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